2019年高雄・台南散歩行 15. 5月30日(木)③午後の高雄の街歩き
(この記事は2019年5月27日~5月31日に台湾を訪れたときのものです)
午前中は池巡りだけに終わりましたので、午後はいったん高雄車站に戻り、駅から歩いてしばらくしたところにある、三鳳中華観光商圏というアーケードのある乾物屋街を歩きます。
どうもあまり商売っ気はないみたいな商店街で、店の前を歩いていても声がかかるわけではありません。
乾物が主体の商店街でしたので何かお土産を買おうかなあ、とも思ったのですが、あまりにのんびりした店ばかりでしたので、結局おやつ代わりドライフルーツを買っただけでした。
さらに散歩を続けると、商店街のさらに先にある「三民街」といういかにも台湾らしい名前の狭い通りに行き当たりました。狭い路地は賑やかな商店街になっていました。
狭い道路なのに真ん中にズラリとバイクが駐車してあり、その両側をバイクがぶんぶん通ります。歩行者優先なんてことはまったくないようです。ぼやッと歩いているとバイクにひっかけられそうです。
このやかましい通りの中に小汚い食堂を見つけました。
ちょうど昼過ぎの時間でしたのでここで昼食を摂ることにしました。
もちろんご覧のとおりエアコンなぞ望むべくもない、看守長なら絶対に入らないタイプのお店であります。
注文したのは焼肉飯の小 40元(約146円)と豆腐の味噌汁 15元(約55円)でした。
みそ汁は日本と同じような味でした。
引き続きロクでもない食事ではありますね。
空港に近い今日のホテルのチェックイン時間の午後4時までまだしばらくあります。
いったん高雄車站に戻ります。
高雄車站の手前に広場のようなところに古い建物がポツンと建っています。地下化される前の旧高雄車站です。
外はかなり暑いので少し建物の中で涼みます。
建物の中には展示物があり、現在の高雄車站の周りでは工事が進んでいますが、数年後は今の地下駅の上に一大緑地みたいのが構想されていることがパネルから分かります。
少し涼んで体も楽になったので、高雄車站からひとつ電車に乗って美麗島駅でMRT のオレンジ線に乗り換えます。MRTの終点の西小灣で降りて地上に出るとLRT(トラム) の駅があります。
近代的なトラムの駅の隣になぜか古い機関車が展示されています。
LTRに乗って2つ目の駅で降りると海端の元倉庫街を改装した、いわば横浜の赤煉瓦街みたい(行ったことありませんが多分)なところに出ます。まだかなり暑いのでエアコンの利いた建物の中に入って涼みながら散歩します。
街区の建物には書店やおしゃれなレストラン、映画館など若い人向けのスポットがたくさんあるようでした。
また建物の外装などアーチストに開放されているようで、様々な作品が展示されていました。
どうやら高雄の新しい人気スポットになっているようですね。
散歩を終えてまたLTRに乗って戻ろうと駅で待っていると遠くに大きなビルが...。
高雄85大楼です。高さ378mの台湾第二の高いビルです。
台北101には以前登ったことがあるのでここにも行こうと思っていましたが、今日は暑くてくたびれたので、遠くに全景を見ることができたのでこれでよしとしましょう。
倉庫街を散歩したあとLRT, MRT を乗り継いで美麗島駅に戻ります。
この駅のコンコースがイタリア人アーチストにより巨大なステンドグラスのドームになっているのでそれを見るためにいったん改札を出てコンコースに出てきました。
ガラスのパブリックアートとしては世界一だそうでなかなか美しいものでした。