2015ベルギー・オランダツアー⑧ 第3日目 アントワープ散策
2年前はアントワープ中央駅で列車を乗り換えただけで街には出ませんでしたので、今回の旅で訪れるのを楽しみにしていました。
街の真ん中にどどんと建っております。左右非対称の形は途中で向かって右側の尖塔の工事が中断されたためらしいです。
日本ではあまり考えられない工事の仕上げの仕方ですね。
それでも170年かけて建てたのはさすがです。
大聖堂の前には日本で人気だった「フランダースの犬」の日本語の碑文がありました。
全体のストーリーはよく知りませんが、あの最後のシーンは何度となくテレビで見たことがありますね。
この物語はイギリス人がアントワープに住んだ経験をもとに創作した物語で、ベルギーでは出版されなかったため、少し前までは地元では全く知られていない話だったそうです。
そんな中やたらと日本人がここを訪れあのネロとパトラッシュの最後のシーンを思いうかべて感激することが相次ぎ、地元言語のフラマン語で本が出され、ようやく知られるようになったとか…。
荘厳な雰囲気の大聖堂の内部には・・・
ルーベンスの「キリストの降架」や・・・
同じくルーベンスの「聖母被昇天」などの絵が飾られています。
これらの絵画を見ると、キリスト教徒ならずともその素晴らしさに感動しますね。ネロが観たかったこともわかるような気がします。
ブリュッセルのグラン・プラスのを囲む建物も見事でしたが、こちらの広場の建物群もなかなかのものです。
これは広場の噴水のある「ブラボーの像」。
古代ローマの兵士ブラボーが、シュヘルド川で猛威を振るっていた”巨人の手(Ant)”を切り取って、”投げた”(warpen)という伝説を表したものだそうです。これがアントワープ(Antwerpen)の由来とか・・・。
下に見えるのは手を切り取られた巨人の足ですね。
今朝からずっと観光でしたので自由時間は大聖堂前のカフェで休憩します。
店前のテーブルはワン君が店番をしているようです。
カフェですが、もちろんせっかくですのでビールをいただきます。Leffeという銘柄のビールでした。2杯で7ユーロでした。
リードもついていないワン君ですが、ちゃんとテーブルのそばから離れません。きっと観光客にも人気なんでしょうね。