パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

読書散歩

遅ればせながら

情けない話ですが、カズオ・イシグロ氏のことはノーベル賞のニュースがあるまで全く知りませんでした。 そこで初めてハヤカワ文庫の「日の名残り」を買ってきて読んでみました。 実はわたくしは翻訳小説は苦手の部類に入ります。どうもぎこちない(とワタク…

芥川賞・・・だんだんムヅカシイことになってきましたね~

いささか旧聞に属しますが、第148回(平成24年度下半期)芥川賞が、受賞年齢としては最年長の75歳の黒田夏子さんの「abさんご」に決定しました。 ご存知のとおり、芥川賞は文藝春秋社の社長でもあった菊池寛が創設しました。現在、文藝春秋社は、芥…

A3を読みました…う~ん。

9月のニュースでオウム真理教事件を追っかけている森達也氏が書いた「A3(エースリー)」が講談社主催のノンフィクション賞を受賞したことに対し、オウム問題に取り組んできた弁護士やカルト団体からの子供や家族の脱退を支援している団体が抗議をした、と…

遅ればせながら・・・月が二つの世界を読みました。

これまで読んだ村上春樹は「ノルウエイの森」だけです。恋愛小説のようですが、なんだかヤタラトそういうシーンばかりでてくるようで、ワタクシに読解力がなく、感受性も乏しいためかあまり共感をも持てずに失望して以来、彼の作品を全く読む気になれません…

「終わらざる夏」・・・浅田次郎

浅田次郎の小説を最近とみに読んでいるワタクシであります。NHKhiで「蒼穹の昴」を放送するにあたっては、放送前後に3回読み直し(暇だね!)するくらいでした。(最初はあまりに原作と違うので、びっくりして弁髪、もとい便秘になりそうでした。でも面白…

地球の歩き方の歩き方…??

新聞の広告を見たとき、新しいシリーズが出たの?でも誤植なのかな?と一瞬思ってしまいました。 このややこしいタイトルの本は「地球の歩き方」の創刊に関った人達に100時間を超えるインタビュ ーを重ね「地球の歩き方」が生まれて現在に至るまでの、い…

蒼穹の昴が楽しみです

来年のNHK-BSで浅田次郎原作の「蒼穹の昴」が日中合作のテレビドラマとして放映されます。 毎週土曜日の夜、25回のシリーズで放映されます。主な舞台が北京の紫禁城なので映像化は難しいと されていたようですが、中国の国力たるや今やものすごく、…

彼らの冒険心に脱帽です。

新聞の書評を見て本を選ぶことが最近多くなりました。 この本もそのひとつです。 本書はキューバ危機の頃の1962年にアメリカ人・フランス人・スペイン人合計9人が、スペインか らバハマ諸島のサンサルバドルを目指した無謀ともいえる4か月にわたる航海…

これも一種の旅の本なのでしょうか

通勤の往復では結構本を読むことが多いです。固い内容の本だとすぐ眠気が発生し、乗り換えに失敗す る危険がありますのでもっぱら小説や旅の本を読むことが多いですね。 旅の本では沢木耕太郎はじめ下川裕治・蔵前仁などアジア各地の旅についての本もよく読…

中央公論社 世界の旅 1・2

昭和36年11月中央公論社発行「世界の旅 1 日本出発」、昭和37年1月発行「世界の旅 2 インドから熱砂の国へ」という古本です。 先日古書店のサイトを通じて購入しました。別に話題の本ではありませんので2冊で送料込み1700 円という廉価です。 …

「世界を変えた100日」

通勤時間が長いため往復で読む本を求めて、最近は地元の図書館をよく利用します。 図書館のサイトで目的の本があるか検索予約すると、貸し出しできる状況になったときに電話で取りに 来るように連絡してくれるシステムを利用しています。便利になったもので…

かつての旅人もまた・・・

沢木耕太郎の「旅する力」を読みました。 本屋に行くと何冊も平積みになってましたからよく売れているようですね。 本の帯には、 かつての旅人へ、旅の途上にある人へ、これから旅立つすべての人へ。 深夜特急<最終便>ついに刊行! とあるではないですか。…

「痛勤」のお供

名古屋での通勤は歩きでしたが、今は長い通勤時間のおかげで本を読むのが増えました。 本当は実用書を読めばいいのでしょうが、やはり小説や軽いものが中心になってしまいます。 最近続けて読んでいるのが浅田次郎の作品です。流行りものに弱いワタクシは、…

秋の夜長は・・・その3

いい音楽を楽しんだあとは読書でしょうか。難しい本もいいですが、自由に旅行にいけない身にとっては 旅の本が心を浮き立たせてくれます。 多くの方が熱烈に支持している沢木耕太郎氏の「深夜特急」。私も繰り返し読んでおります。バスに乗っ て陸路で行くこ…

「水焼きホルモン」って知ってます?

一見普通の焼肉ですね。実際は網の下、炎が出る部分の周りに水がはってあります。炎と水が熱せられて 発生する水蒸気で肉を焼くのだそうです。そのため焦げても肉の柔らかさをが失われません。網の中央で なく周辺部に肉を置いて焼くのがコツだとのこと。 た…