パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

1月7日 今夜の食事は鍋じゃ!

 昨晩は屋台で夕食をとったので今日は別のところで・・・と思い、ガイドブックを見たが、なんだか目移りがしてしまい、どの店にしようか決断がつかない。

 サイトの「ベトナムゴー」でしきりに「ヤギ鍋」とやらを薦める書き込みがあったのを思い出し、好奇心も手伝ってその店を目指して、夜の街を歩くことにした。

 日が暮れると家族連れでバイクに乗っている光景を昼間よりもたくさん見かける。目的があってどこかへ移動する、というよりは凌ぎやすいので家族一同でバイクに乗って涼んでいるように見える。

 誰もヘルメットをしていないので余計な心配をついしてしまう。

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 白バイの警官も昼間に比べるとノンビリ警備をしているようだ。

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 とあるレストランの前を通りかかると妙な光景に出くわした。

 レストランの入り口に色鮮やかな看板が飾ってある・・・。

 よく見ると入り口には結婚したと思われるカップルのビッグサイズの写真が飾ってある・・・。

 気がつけば写真の本人が入り口に立ってお客を迎え入れる準備をしているではないか・・・。

 つまり、このレストランでこの二人の披露宴が行われることが、往来から赤裸々にわかるようになっているのだ。


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 小生のような関係のない第三者がレストランの前を通り過ぎるとき、二人の写真や実物を見て、ついいろんな値踏みをしてしまうのは無理からぬことだろう。

 ほかのレストランでも同じような光景をみかけた。ホーチミンのこの披露宴の習慣はいいような悪いような・・・まあ、二人が幸せならそれでいいのだ。余計なことは言うまい。

 


 さて目的の「ヤギ鍋」屋に着いた。店を覗くと客が全くいない。外はもう真っ暗なので時間が早すぎるということもないのに・・・。

 人気の店なら客が一人もいないとはどういうことなのか? 営業していないわけでもなさそうだ。
 隣の店では店の前の歩道に張り出した席も含めて結構客が入っている。

 住所を確認するとやはりこの店に間違いない。
 
 しかし客がまったくいない店には入りにくい。結局隣の店に入ることにした。
 隣の店にも「羊肉・・・」と書いてあった。

 そこで大・小ある「羊鍋」の「小」を注文した。

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 「羊」が「ヤギ」を意味するのかどうかは確認しなかった。どのみち「羊」と「ヤギ」の味の区別もつかないだろうから・・・。

 
 この店は家族経営の店らしい。小学生くらいの子供が甲斐甲斐しく注文を取ったり給仕をしてくれる。この子の兄らしい若者も気軽に写真撮影に応じてくれた。


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 鍋はヤギ?羊?の肉と大量の野菜や厚揚げみたいな豆腐を煮込むものだ。
 仕上げには麺を入れて肉のダシがたっぷりでたスープでラーメン作ってしめるのだ。

 「小」を頼んだにも関わらず一人では食べきれないほどの量である。

 材料を鍋に入れる順番や火加減は小学生がみんなやってくれた。スープの味付けは塩味風味。これまた日本人に合いそうだ。

 ビールを2本と食べきれないほどの量の鍋料理で7万5千ドン(約600円)。サービスがよかっただけに、何だか申し訳ないくらいの安さである。




 満腹になり、腹ごなしにと裏通りをふらふら歩きながら帰る。大きな通りにはそれなりに街路灯があるが、一本裏通りに入ると極端に暗くなってしまう。

 そんな暗い通りの端で靴を並べて売っている人たちがいた。靴をはいている人をあまり見かけないホーチミンなのに、誰が買うのだろうか・・・酔いも手伝ってどうでもよいことに頭を悩ましながらホテルを目指して歩いていった。