たまには美術館にも
知県美術館があります。
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今展覧会の目玉はなんと行っても江戸時代の画家伊藤若冲の絵画です。とくに9万個近い桝目にモザイ
ク状に描かれた「鳥獣花木図屏風」が最近とくに注目されているようです。
伊藤若冲については最近まで全く知識がなかったのですが、恥ずかしながらテレビの「何でも鑑定
団」で若冲の絵(にせものだったかな?)が鑑定に出され、画家の紹介の際にこの屏風の奇想天外な構図
に驚かされたのが初めての出会いでした。
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実際にこの屏風を見ると、細かい桝目の中にそれぞれさらに小さな丸や四角が描かれており、まるで
タイルが張られているような錯覚に陥ります。
象やトラを始めとした動物や花木もかなりデフォルメされており、まさにタイル画のようです。
実際に所有者のプライス氏も風呂場の壁のタイルのデザインにしようとしたとか解説に書いてありま
した。
一方で「紫陽花双鶏図」のニワトリは、実に色鮮やかに描かれ、まるで生きているような様には目も
心も奪われてしまいそうです。
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その他にも同時代の画家の絵が数多く展示されていました。江戸時代の絵画というと版画や錦絵という
イメージが強かったのですが、こんな凄い絵師がたくさんいたことに驚きを隠せませんでした。