恥ずかしながら・・・
だいぶ寒くなってきましたね。冬になるとお年寄りが餅を喉に詰まらせて亡くなる事故が絶えません。
他人事とはいえ心を痛めておりました…。
ところが情けないことに自分のことになってしまいました。
喉に詰まらせたわけではないのですが、餅を食べているときに以前治療した「差し歯」が抜け落ち、餅
と一緒に飲み込んでしまったようなのです。
夜だったため慌てて救急病院を探しましたが、結局、診療カードを持っていたN大学病院の救急外来に
駆け込み、レントゲン撮影の結果、思いっきり胃の中にあることがわかりました。
本当の歯であれば消化されて心配ないようですが、飲み込んだのは人工の差し歯、しかも金属の突起が
あります。腸壁に引っかかり炎症を起こすと手術の必要があるそうです。
診察してくれた若い当番医の見立ては「消火器内科の先生にも相談ましたが、この程度の突起であれば
引っかからずに済むでしょう」というもので、自然に排出されるのを待つことになりました。
説明している若い医者の表情が笑いを噛み殺しているように見えたのは、間抜けな行動で救急にかけつ
けたワタクシのひが目でしょうか…。
家人に連絡したところ「ドカ喰いするからよ!」と一喝され「出てきたらもう一回その差し歯を使っ
てちょうだい!」と笑えない冗談を吐きます(本音カモシレナイ)。あ~あ情けなや。
今回の騒ぎでひとつ勉強したこと…。
固定電話を設置していないので電話帳がなく、救急外来を受付ける病院を調べるため止むを得ず119
番に電話してみました。前から疑問に思いながらも試すわけにもいかなかったのですが、携帯電話からで
もそのまま119でつながるんですね。きっと110番も同じなのでしょう。
応対した係官は努めて冷静な声でした。相手を落ち着かせるためなのでしょうね。こちらは慌てていて
最初の言葉はよく聞き取れなかったのですが、あとで思い返すと「事故ですか?火事ですか?」と訊かれ
たようです。もちろん救急病院を紹介してくれるセンターの電話番号をちゃんと教えてくれました。
それにしても、なんだか自分も年寄りになったような、自信がなくなる小事件でした。
「歯」は昨日は胃にいましたが、今日再診のため病院に行ってレントゲン撮影すると順調に?大腸に移動
しておりました。無事の帰還を祈るばかりです。