パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

イスタンブール散歩行 2 出発当日

 午前6時過ぎにホテルを出て空港に移動する。早朝なので国際線出発ロビーは乗客などいないだろう、と思っていたら意外に見かけるものだ。だが売店はまだ開いていない。
 午前6時半にカウンターに並ぶ。すでに大荷物をカートに入れた数人が並んでいる。早朝にもかかわらず、同様にカートに大荷物を載せた乗客がどんどんチェックイン列に並んでくる。トルコで商売でもしている人なのだろうか…と半分寝惚けた頭で考えたが、よく見ると成田行きのチェックインカウンターの隣がサンパウロ行きのカウンターになっていたのだ。
 日本人だと思っていた人たちは日系ブラジル人だったようだ。耳をそばだてれば話している言葉はポルトガル語らしい響きだった。

 午前6時半少し過ぎて成田行きのチェックイン
 通路側の席を無事確保できた。だが座席を確保できたのは成田までの日本航空の分だけ。イスタンブールまでのトルコ航空の分は成田でまたチェックインしなければならないという。せっかく前泊までしたのになんたることだ。おまけに成田行きも国際線扱いなので到着してもずっと外に出られないことになるのだ。

 こんなことならもっと遅い便にすればと悔やんだが、中部国際空港から成田へ行くにはこの便以外には午後2時過ぎの便しかないのでイスタンブール行きのトルコ航空便に間に合うにはこの便に乗らざるをえないのだ。
荷物を預ける。荷物はそのままトルコ航空機に引き継がれるので預けることにした。

 一人で海外旅行する場合、旅なれぬ身にとっては
・出発時のチェックイン
・目的地の空港から初日の宿泊場所への移動
・帰国便のチェックイン
 の3つが旅の最大の難関と思っているが、一番めで早くも想定外の事態となってしまった。こうした状況を乗り越えていくことも旅の醍醐味のひとつではあるとは云え、ないに越したことはないのだが…。

 パスポートコントロールに進もうとすると出国手続きは午前7時からだという。今まで中部国際空港で4回海外へ出発したが早朝は初めてなので出国手続きはいつでもできると思い込んでいたのだ。なんだか今日は躓くことばかりである…。

 無事出国手続きを済まし、定刻どおり成田に向け出発。到着したのは第2ターミナルなのでバスでトルコ航空が発着する第1ターミナルへ移動する。
 乗継案内カウンターでトルコ航空のチェックインについて尋ねると、搭乗ゲートでチェックインすることになるが、定刻の1時間半から2時間くらい前にならないと係員が来ないという。ということはあと2時間後の午後12時半頃までは身動きがとれないことになる。これでは外に出るどころではない。

 止むを得ず搭乗ロビーをうろうろしたりして時間をつぶす。中部国際空港では搭乗口の近くのビジネスコーナーにパソコンが置いてあり無料でインターネットが使えたが、成田では全部有料で10分100円。名古屋のネットカフェより断然高い!と八つ当たりしたくなってきた。

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 幸い午前11時30分頃には係員が34番搭乗口に来て端末機を立ち上げてくれたので無事通路側の席をチェックインすることができた。おまけに2人掛けの席で隣が空席となる席を確保してくれた。
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 搭乗口で待っているとどんどん乗客がやってくる。パッケージツアーのお客さんが多いようだ。年齢層はやや高めの感じ。クラ○ツーリズム・tra○ics…年末年始を過ぎたのでそれほど混まないと思っていたのだが、世の中には暇な人が多いものだ。自分もそのうちの一人だが…。

 搭乗前に地上係員が待合室を回って席に座っている乗客のパスポートと搭乗券の照合する。係員が何度もチェックが済んでいない方はいないかと声をかけているのに、チェックイン機を通るところで沢山の人が照合するのでその都度搭乗の列がとまってしまう。乗客の年齢層が高いのも一因だろうか。

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 午後2時40分過ぎ、ほぼ定刻に機体が動き始めた。機材はA330-200である。満席ではないが空席はそれほどめだたない。ようやくイスタンブールに向かって出発だ。