夏休みの小散歩２

　８月２１日から１泊２日の日程で千葉県銚子市の先にある犬吠埼温泉に車で行ってきました。

　我が家では買い物くらいしか車を使わないため、年間の走行距離が２０００ｋｍ未満の状態が毎年続い

ています。

　車検に出すたびに、ディーラーのお兄さんから「たまには距離を走らせないと調子が悪くなります

よ」とアドバイスを受けていたため、少し車を走らせるために遠出をしてみようということになりまし

た。

　場所はどこでもよかったのですが、せっかくなら一泊して温泉にでもつかるか、かといって複雑な道は

ようわからん（ワタクシはもう運転できませんし、家人はまるで方向音痴です）ということで、ネットで

行きやすい場所の温泉を選んだところ、犬吠埼温泉になったというわけです。　犬吠埼の名前は知ってい

ましたが、温泉があることは今回初めて知りました。

　晴れたり曇ったり雨がぱらついたりと落ち着かない空模様でしたが、京葉道路→東関東自動車道→水郷

道路→国道１２４号線を通って、銚子市・犬吠埼に着いたころはまずまずの天気でした。

　
　
　有名な観光名所もあまりなく、どちらかと言えば鄙びた感じの犬吠埼ですが、犬吠埼といえばやはり灯

台です。

　細くて小さな灯台でした。上にあがるのも狭い螺旋階段を登らなくてはなりません。

　それでも上からの見晴らしはなかなかのものでした。

　灯台のすぐそばに、これまたひなびた水族館がありました。

　規模も小さく、建物も古臭かったのですが、時間つぶしもあり入場してみました。

　入場してすぐ小さなプールでイルカのショーがありました。八景島や４月に行った熱海の水族館に比べ

るのもかわいそうなくらい貧弱な設備でしたので期待もしていませんでしたが、それなりに演出にも工夫

があり、訪れた他の家族連れともども結構楽しむことができました。

　建物の古さなどで偏見を持ってはいけないことだと反省いたしました。

　

　
　このエリアの観光情報としてもうひとつその存在を知っていたのが銚子電鉄です。

　経営が苦しいためなのか各駅の駅舎も古いものが多く、木造だったり全く建物がない駅もありました。

　温泉の最寄駅の犬吠駅はポルトガルのタイルを思わせるようなデザインの駅舎やホームで、ちょっと素

敵な駅でしたが、かなり老朽化しているのが残念ですね。

　

　銚子電鉄は銚子駅―外川駅の間を単線で往復し、車両はワンマンカーの一両編成です。まことにのどか

なものでした。

　経営再建の方策のひとつとして「ぬれ煎餅」の販売で話題になりましたし、鉄道ファンには結構人気の

路線ではあるようですが、依然として経営環境は厳しいようですね。

　経営の助けになればと（？）車で来たにもかかわらず、犬吠駅―銚子駅間を往復乗車してしてきまし

た。