パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

ヤマサとヒゲタ

 犬吠埼観光2日目。この日は天気も曇り空で海風が強く、海では波頭が白く立つほど荒れ模様でした。


 銚子と言えば、魚のほかに何といっても有名なのが醤油です。千葉県では野田市周辺にキッコーマン

本社を構え、この銚子市にヤマサとヒゲタの工場があります。関東では何といってもこの3社が大手メー

カーですね。

 銚子は発酵食品である醤油の醸造にかかせない「こうじ菌」など微生物の働きに適した土地であり、大

消費地の江戸への水運も良いということで醤油生産の土地として発展したそうです。


 せっかくなので2社とも工場見学してきました。

 というのも、たまたま豚児下の夏休みの宿題のテーマが醤油醸造業の歴史に関するものだったので、こ

れ幸いと見学することになったのです。

 それにしても文学部の史学科なのに夏休みの宿題があるなんて…。 大学も幼児化しているのでしょう

か。



 工場の内部はそれぞれ撮影禁止なので写真はありませんが、ヤマサ醤油ではもろみづくりの工程とでき

あがった醤油を容器に詰めて箱に入れる工程を見学できました。構内にはかつて使っていた日本一古いデ

ィーゼル機関車が展示されていました。

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 ヒゲタ醤油は工場の中では同様にもろみづくりの工程や醤油を絞り出す工程を見学させてくれました。

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 工場の一角に見学者用の展示室もあってヒゲタ醤油の歴史などをゆっくり振り返るコーナーがあり、豚

児下も興味深く見物しておりました。

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 2社は昔からのライバルなのでしょうね。銚子電鉄の駅でも張り合うように2社の名前入りのベンチが

置いてあります。

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 醤油を作るのには大豆以外に小麦も使うことは今回の見学ではじめて知りました。大豆を炒るのでそれ

ぞれの工場では炒った大豆のなんとも香ばしい匂いが充満していました。

 「もろみ」を作る工程ではやはりもろみ味噌(と同じなのでしょうね)のなんとも言えないいい匂いが

していました。

 


 作っているのが醤油なので製品の試飲はありませんでしたが、2社を見学したおかげで醤油の小瓶を6

本もお土産にいただき(ほんとはこれが目的^^ゞ)、一か月は醤油を買わなくて済みそうだと家人も満足

げでありました。

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