新橋から砂町銀座、ついでに御徒町散歩②

　イタリア街のそっけなさに少し気落ちしたものの、元気を取り戻そうと再び地下鉄に乗って南砂町駅に

向かいました。お目当ては元気をくれそうな「砂町銀座商店街」です。

　名古屋の４年間は北区の「柳原通商店街」に面したマンションに住んでいましたが、人に言われるまで

自分の住んでいるところが商店街だと気がつかないほど地味な商店街でした。

　最近はショッピングセンターやスーパーで買い物をしてしまうので土地や店の個性、お店の人の息遣い

があまり感じられずさびしい気もします。

　多少そうしたものを求めるセンチメンタルな気持ちで「砂町銀座商店街」を目指しました。東京メトロ

の一日乗車券を買ったので東西線の南砂町駅で下車し、丸八通りを１０分以上歩いて商店街に向かいま

す。 途中開いていたらぜひ入ってみたかった居酒屋を横目にひたすら丸八通りを歩き続け、

　ようやくたどり着いた砂町銀座商店はまさにイメージしていた「商店街」そのものでした。

　長くて細い道の両側にはいろいろなお店がぎっしりと並んでいます。土曜日の午後でしたが、人どおり

も思っていた以上のものでした。

　お惣菜のお店もたくさんあり、どのお店も結構なお客がはいっておりましたが、ひときわ大勢のお客で

混雑していたのが…

　このストレートなキャッチコピーをでかでかと貼りだしていた「魚勝」という鮮魚スーパーでした。

　翌日の日曜日は休みのため大特売をしているらしく通勤電車並みの混雑には驚いてしまいました。

　お客とお店の人の賑やかなやり取りを聞いていると、何だか昔の町を歩いているような不思議な気持ち

になってしまいます。今でもこうした商店街が元気でいてくれると嬉しくなってしまいますね。