アマルフィ 女神の報酬 をみてきました。
大相撲中継が始まると、毎日午後1時からテレビの前で根が生える家人と日程が合わないため、延び延
びになっておりましたが、ようやく「アマルフィ 女神の報酬」を夫婦割引で見てきました。
新聞の映画評では、
欠き、映像にも魅力がない。話題性に中身が追いつかなかった(日経新聞)』
と辛口の評価が加えられていたこの映画でしたが、どちらかというとストーリーにはあまり期待せず、
アマルフィはじめロケ地の映像を楽しみにでかけました。
映画館は中高年の夫婦づれの観客が多かったです。皆さんワタクシと同じように過去のイタリア旅行で見た
風景を楽しみに見に来たのかもしれませんね。
ストーリーはネタばれしますので伏せますが、映画評ほどひどくはなかったように思います。たしかに
母親の天海祐希と誘拐された子供の人物像については平板な描き方でした。原作ではもっと書き込まれて
いたのかもしれませんが、映画化するにあたっては、それほどストーリーには影響がないような気もしま
すね。
終盤で、誘拐犯たちの真の目的と織田裕二演ずる主人公黒田外交官の密命との交差がありますが、「な
んで?」というほど陳腐なものでもないと思いました。
トウッドが誘拐犯人に公衆電話で指令されてサン・フランシスコの街中をあちこち走りまわされるのを真似し
たのかもしれませんね。
でもそのおかげで、ローマ市内の名だたる観光名所をメドレーで見られる工夫は結構楽しめました。
アマルフィの光景に興奮したワタクシが、上映中にもかかわらず「あッ!あそこ行ったどぉ!ここも行った
どぉ!!」と騒ぎまくるのではないかと家人は恐れていたようですが、ワタクシはただただ懐かしさと美しさに
陶然としてスクリーンを見つめておりました。
っていましたね。
全編にサラ・ブライトマンのTime to say goodbyeが流れていてテーマソングなのでしょうね。本人が出て
くるシーンもありますが、とても美しい声でした。
アマルフィ 女神の報酬…意外にお買い得の映画だと思いました。