ロンドン散歩行 6 ヴィクトリア駅周辺散歩
今回も短い旅であり、ロンドンに5泊するつもりだったのでホテルはあらかじめネットで手配をしてい
きました。
長期滞在するならユースやドミトリーでもいいのでしょうが、寄る年波のため、大鼾をかいたり夜中に
トイレに頻繁に起きたり、時差のため夜中に眠れなかったりしますし、他の人に迷惑になるので個室の部
屋を選びました。
ワタクシにとってはホテルは寝るだけで充分なのでなるべくリーズナブルな値段のものを探してこのB
&Bにたどり着きました。
部屋は狭いですが清掃も行きとどいており、テレビ・セーフティボックスがついてシャワーもお湯がた
っぷりでます。
日本のビジネスホテルの感覚なら6000円から7000円程度というところでしょうか。
実際のレートは一泊朝食付きで80ポンドでした。1ポンドはたぶん現地の人の感覚では100円くら
いなのでしょうが、日本人にとってはこの時期の為替レートで1ポンドが160円近くしましたので、こ
のB&Bの料金も一泊13000円近くになってしまいます。
これでは日本人にとってはロンドンのホテル料金は「高い!!」と感じてしまいますね。
Melita House Hotel :35 charlwood Street,Victoria,London,SW1V2DU
Melita House Hotel :35 charlwood Street,Victoria,London,SW1V2DU
荷物を整理し、シャワーを浴びて少し休んだあと、疲れてはいましたがまだ明るいので散歩にでかけま
す。ベルグレーブ通りをピムリコ駅とは反対方向にまっすぐ歩いて行くと10数分で左右に大きな建物が
あるところに出ます。よく見ると左の建物がヴィクトリア・コーチ・ステーションで長距離バスの発着所
となっており、右側の建物がヴィクトリア駅でした。
構内は広く飲食店がたくさんありました。お寿司を売っている店もありました。駅の外に出て大きな通
りの向こうに「シェークスピア」という名のパブらしい建物が見えたので中に入ってみました。
異国の飲み屋に気後れせずに入ることができたのも、普段一人で居酒屋にはいることに慣れていた賜物
でしょうか。あまり自慢にはなりませんけど…。
これがロンドンでの初めてのパブ体験となりました。ニュージーランドでパブに入ったことがあるので
すが、その時は人に連れて行ってもらったので自分で入るのはこれがはじめてです。
第一印象は中が思ったより暗いということでした。このお店は食事をするエリアと飲み物中心のエリア
と別れているようでしたので、早速カウンターのほうに行ってビールを買いました。
わからず、とりあえず目の前の注ぎレバーにロゴマークが貼ってあった銘柄のビールをワンパイント注文
しました。口にしてみると飲み慣れた味でしたのできっとラガービールだったのでしょう。
ワンパイントというのは結構量があるんですね。店の様子を観察しながらちびちび飲んでいると、疲れ
ていたせいか結構酔いがまわってきました。
結局一杯飲んだだけで引き揚げ、ホテルまで来た道をふらふら戻っていきます。
すると、通りのずっと先のほうで何やら人だかりがしているようでした…。
近づいてみると結構な数の人がいるようです…。来るときは気がつかなかったのですが…。
なんとここもパブだったのですね。しかもこんなに立ち飲み客がいるではありませんか。
入口から入ってみると店内も人でいっぱいです。イギリス人も仕事帰りにはこうして飲み屋に寄るのが
日課なのでしょうか。
それにしてもこの立ち飲み連中、つまみをまったく食べずにビール片手におしゃべりに夢中という感じ
でした。
空いたグラスは道路に置いて新しいビールを買って飲んでいます。
ロンドンも立ち飲み天国だ!とわかってなんだかとっても嬉しくなってしまったワタクシであります。