香港散歩行 9 昼食は街角の食堂で
春秧街を散歩した後、昼食タイムとなりました。朝は不本意マックだったので昼食は香港らしいお店・・・と思ったのですが、近くのごく普通の食堂にすることにしました。
外からガラス越しに店内をのぞいていたらお店の人と目が合ってしまい手招きされてしまったのです。小心な旅行者のワタクシたちは誘われるままに店内に入り空いている席につきました。
ご覧の通りの狭い店内は写真で見ると日本の食堂と大して変わらない、ごくフツーのお店です。
ちょっと違うのは店内に関帝でしょうか、長い黒ひげと赤い顔をした神様が祀ってありました。なんだか万歳してるみたいですね。
さて、メニューを見ると当然漢字だらけ。観光客向けに英語や日本語のメニューがないということは、観光客向けの店ではなく、フツウの庶民向けのお店ということなのでしょう。
撈麺というのは、これまでの経験で汁の無い麺類であることはわかっていましたが、あとは想像力を働かすしかありません。一番上のメニューがたぶん一番注文の多いものなのでしょう。しかも「雲呑」はたしかワンタンのはず。結局ワタクシはこの菜遠雲呑撈麺(28HKD)なるものを指して注文しました。
相方の香港初見参者は汁のある麺がいいということで「湯」のつく麺にしました。
しばらくしてワタクシのところに運ばれてきたのは少し炒めた細い麺の上に、ワンタンと菜が載せられ、そのうえにさらに甘いタレがかけられたものでした。
味は焼きそばに近い感じですね。ワンタンもぷりぷりしていてなかなかヴォリュームもありました。タレは甘めでした。「遠菜」というのはこの菜っ葉の名前なのでしょうかね。
狭い店内は相席があたりまえのようです。同じ席に地元の高校生らしき若い学生がご飯ものをパクついていました。酒の席ですと酔った勢いで平気で話しかけてしまうのですが、どうも昼間の忙しい昼食時は小心者の旅行者にはそうもいきませんでした。
給食の無い学校なんでしょうかね。