芥川賞・・・だんだんムヅカシイことになってきましたね~
ご存知のとおり、芥川賞は文藝春秋社の社長でもあった菊池寛が創設しました。現在、文藝春秋社は、芥川賞主宰者となっている日本文学振興会から芥川賞候補作の選定を委託されているそうです。そのせいで受賞決定後すぐ作品全文が月刊「文藝春秋」に掲載されます。
月刊誌文藝春秋はどちらかというと保守系の月刊誌として人気がありますが、ワタクシは定期購読をしているわけではありません。ただ、たまたま自分が掲載された号は買い求め、あとは毎年芥川賞全文が掲載される号だけ楽しみにしているのです。
今回も早速買ってきました。
・・・横書きとは聞いていましたが・・・それにしてもひらがなが多い・・・独特の表現が多い・・・。
普段読む小説は縦書きがほとんどですし、一目で意味がつかめる漢字が普通に使われているので、「abさんご」は二重三重の意味で読むのに慣れが必要な気がします。同誌に掲載されている選評の中には「音読」を薦める選者がいました。
正直言ってワタクシは1ページ目でいきなり挫折してしまいました。普段ならソファに寝っ転がって本を読むことも多いのですが、この作品はよっぽど気合を入れないと読み通せないと思ったからです。
したがって、リタイア後にじっくり時間をかけて読みたいと思っております。
それにしても芥川賞は純文学作品の中からということですが、「限りなく透明に近いブルー」はともかく、綿谷りさあたりから、なんだか訳のわからん作品が時々出てくるなあ、と思うのはワタクシの読解力のなさのせいなのでしょうかね・・・。