パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

第二次ソウル散歩行(本編③):空港からソウル市内へ

 定刻の午後5時に仁川国際空港に着陸し、2度目のソウル散歩が実質スタートします。
 
 今夜の宿はHi Seoul Youth Hostel です。
 
 いい歳をしてユースホステルもどうかと思いますね。しかしながら4月下旬からの欧州旅行では一応各国・都市を周遊する予定ですので、宿泊費をできれば節約したいというのが本音です。
 
 シェンゲン協定国に滞在可能な最大90日間宿泊したとして、個室の安宿の料金を仮に一泊50€としても合計で4,500€・・・
 
 本日(3/17)のワールドカレンシーショップのレートでは1€=129.08円ですから580,860円(!)にもなってしまいます。
 
 そこで少しでも節約するには時によってユースホステルの利用することも検討に入れたわけです。それでも予約サイトを見るとヨーロッパではユースでもアジアに比べるとちょっと高めの値段設定のようですね・・・。
 
 
 
 仁川空港に到着後、出国手続きに時間がかかりそうなので、まずはユースホステルに連絡をします。
 
 というのはユースホステルからのメールを見ると,「午後6時までにチェックインが必要」とも読み取れるような文言があったことに宿泊当日になって気が付いたのです。
 
 着陸したのが午後5時。空港からユースまでは出国手続きの時間を考えると、どうみても午後6時までにチェックインするのは不可能です。
 
 そこで降機後すぐに「アンニョンハセヨ。ワタチ○○アルネ。ヨヤクアルダヨ。タダイマインチョンクウコウニツイタアルヨ。ソチラツクノゴゴ7ジスギコロアルネ・・・」と1年ぶりに実戦使用するひどい英語でユースに電話をします。どうやら午後7時を過ぎてもチェックインは大丈夫らしいことは確認できました。
 
 ますはホットして入国手続きに向かいます。入国後、今度は現地通貨のウォンを手に入れなければなりません。成田空港では例のごとくレート確認のために20000ウォンだけ両替してきましたが(成田レートは100ウォン=10.05円でした)これではユースへの支払いと空港からの移動と夕食の費用を賄うことができないからです。
 
 昨年は明洞のセブンイレブンで日本円を両替しましたが、今回はデビットカードで自分の口座から現地通貨を引き出すつもりでしたので、まずATMを探します。
 
 空港のインフォメーションでATMの場所を教えてもらいましたが、どうもATMの操作の仕方がわかりません。日本でも銀行によってATMの操作手順が微妙に異なるように、あらかじめサイトで調べておいた操作手順とは違うようでした。
 
 そこで次に並んでいた人に順番を譲り、その人が操作するのを後ろから遠目に覗いて手順を確認して、ようやく操作することができました。幸いソウルではいくつかATMを操作しましたが、みんな日本語の表示が出るようになっていたので助かりました。それにしてもややこしいものですね。
 
 
 昨年は空港から市内へは旅行業者の送迎車で連れて行ってもらったので、ソウル市内に自分で移動するのは今回が初めてです。
 
 ユースホステルは市内の地下鉄5号線 永登浦市場駅から徒歩で行けそうな場所にあります。仁川空港からはA’REX(空港鉄道)ソウル駅まで出て地下鉄に乗り換えていくのが、少し遠回りになりますが、一番わかりやすそうでした。
 
 
 
 そこで案内看板にしたがって空港内を歩いてA’REX乗り場に出ます。切符を買うのに窓口と自販機の間を右往左往しましたが、結局この自販機にも日本語表示に切り替えられるので無事に切符をゲット。
 ただし、当初はソウル駅まで直行便で行くつもりだったのが、結局各駅停車でソウル駅までの切符を買うことになりました。
 
 電車に乗り込むとガラガラに空いていました。そのまま終点のソウル駅までおとなしく座って乗っていればよかったのに、「遠回りになる」というのが頭にひっかっていたためか、途中の駅で目の前の反対側のホームに地下鉄が停車していたのを見ると、衝動的に乗り換えてしまいました。
 
 全く乗ったことのない路線でしたが「方向は合っているから、まあ何とかなるだろう」という、いい加減な判断で乗り換えたわけであります。
 さらに先の駅でこれも反対側のホームにやってくる急行に乗り換えたりしながら、とにかく5号線に乗り換えることができ、午後7時頃には永登浦市場駅になんとかたどり着くことができました。
 
 駅から地上に出ると外気は結構な寒さです。でも昨年は1月でしたのでそれに比べると多少寒気は緩いようでした。
 
 歩くこと10分程度で目指すHI Seoul Youth Hostel に到着しました。学生時代に泊まったホステルは小さな建物ばかりでしたが、ここはかなり大きな建物です。ロビーもホテルみたいな感じです。
 
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 フロントに向かい、名前と予約がある旨を告げ、パスポートを見せると無事チェックイン完了。ユースホステル会員証の提示は求められました。前日作ってもらったばかりの会員証でした。
 
 料金は「6人部屋のドミトリー・食事なし」会員料金で一泊18,700ウォン(約1,870円)。
 サイトで予約した時点でクレジットカードでデポジット935ウォン清算していましたのでフロントでは17,765ウォンを支払います。
 
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 最後に満を持して今回の旅の第三の目的であるWifiのことを尋ねると全館フリーでありパスワードもいらない、との満足のいく回答でした。
 
 
 チェックイン手続きが終わると部屋のカードキーとロッカーキーが渡されます。部屋に向かおうとするとフロントの男性から呼び止められ「今2周年の記念のキャンペーンをやっている。宿泊客にはパンケーキを贈呈している」としてお菓子をいただきました。なんとサービスのよいことなんでしょう。
 
 3階の部屋に入ると2段ベッドが3つ並んでいますが部屋そのものは結構広いです。室内にあるバスルームも広さはかなりありました。
 
 
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 誰もいないので今晩は独り占め、と一瞬ほくそえんだのですが、よく見るとすでにベッドに寝た形跡があり、たまたま出かけていていないことがわかりました。
 
 ベッドには全部番号が振ってあり、室内にある大きなロッカーと同じ番号だとわかりました。それによるとワタクシは一番奥の2段ベッドの上の段だとわかりました。
 
 同室人が帰ってこないうちに、とシャワーを浴び荷物を整理します。
 
 ようやく落ち着いたのでネットブックとipod touchを試してみましたが、どうもうまくつながりません。結局廊下や1階のロビーでは問題なく接続できたのですが、どういうわけか部屋ではうまくいきませんでした。
 
 
 
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  それでは、と夕食を摂りに外に出かけました。
 前回は焼肉をウントコショいただきましたが、今回は減量中ですので焼肉は避けようと思っていました。結局ひなびたコンビニみたいな店で水とパンを買ってきて、部屋でいただくという誠に質素な食事のあと、疲れてきたので早々に寝床に着くことにしました。
 
 同室者はまだ帰ってきません。(つづく)