第二次ソウル散歩行(本編�):二日目~両替と交通手段の確保
寄る年波で遅くまで起きていられませんので、早々に奥の3段ベッドの上段に潜り込み、眠りにつきます。
ロッカーがありますが、念のためパスポート・現金・クレジットカード・e-チケットだけは袋に入れて同衾です。
何時頃だったでしょうか、ドアの鍵が開く気配でうっすら目が覚めました。何人かはわかりませんが、同室人が帰ってきたようです。
ワタクシが先に寝ているのに気が着いたのでしょう、室内の電気はすぐ入り口だけに落し、小声で会話する配慮ができる人たちでした。会話はハングル語のようでした・・・と思っているうちにまた眠りに落ちました。
翌朝午前6時頃に目が覚めると外はまだ暗いままです。ソウルと東京の時差はありませんが、日の出・日没は一時間くらいソウルのほうが遅いことは前回経験済みでした。
同室人はまだ眠っているようです。今までのワタクシですと、早々と起きて散歩に飛び出しますが、今回は観光が目的ではありませんので午前7時頃までうつらうつらしたあと、なるべく音を立てないよう起きだし、ロッカーの整理を始めます。
荷物の整理を済ませると1階のロビーでネットブックでメールチェックにブログのアップ。おお!サクサクと繋がります。
朝食もホテル併設のカフェでコーヒーと菓子パンで軽く済ませました。
部屋に戻り出発の準備をしていると同室人が一人起きてきました。若い人のようです。小声で一つ覚えの「アンニョンハセヨ!」と声をかけると、寝ぼけ眼で「・・・(ハングルだと思いますが聞き取れず)」と返してくれトイレに消えました。
すでに8時をまわっていたので残念ながら国際交流は欧州散歩に譲ることにして出発です。
本日は2件目の安宿に必要がありますのでリュックは持って出なければなりませんが、フロントで「午後取りに来るので預かってほしい」と頼むと快く了解してくれました。これで楽な恰好で散歩できます。
外に出ると本日は快晴です。中国から流れてくるPM2.5で西日本が大騒ぎになっていましたので、当然途中経由地の韓国でもみんなマスクをしているのか・・・と思っていましたが、ほとんど見かけません。空もスモッグがかかっているようには見えません。今日はまだ少ないほうなのでしょうか・・・。
前回来た時に T-money というSUICAみたいなカードを買っておきましたので今回もそれを持ち込んで地下鉄での移に利用します。現金で切符を買うよりカードのほうが若干割引があります。ただ残額がいくらあったか忘れてしまいましたので、とりあえず駅で10000ウォンをチャージします。
ごらんのとおりチャージできる券売機には日本語表示がありますのでチャージもラクチンです。
チャージする台にカードを載せて機械を操作し、お金を入れるとチャージ完了です。
昨晩空港で100000ウォンをATMから引出ましたが、本日は安宿への支払い等もありますので、さらに現金を引き出す必要があります。
駅の構内にIBK銀行のATMがありましたのでチャレンジします。昨晩とは違う種類のATMでしたが・・・
PLUSの表示がありますのでワタクシのデビットカードでウォンを引き出せることを確認し、
パネルを見るとこの機械も日本語表示が可能ですね。これならIT音痴のワタクシにも簡単に操作できます。
無事ウォンをゲットできました。
あぶ内閣になったとたん、あれよあれよという間に円安が進んでしまったため、昨年1月に比べ対ウォン・レートは極端に悪くなっているようです。今回の散歩で4回両替したレートをまとめておきますと・・・
成田空港 20000W 2010円 1円= 9.75W
ATM 103000W 9167円 1円=11.23W
ATM 103600W 9220円 1円=11.23W
ATM 83600W 7441円 1円=11.23W
(ATMでは3000・3600Wの手数料をとられてしまいました)
成田の極悪レートは慣れっこになっていますが、昨年1月時点ではその成田ですら1円=12.08W、明洞のセブンイレブンでは1円=14.54円だったのに・・・
セブンイレブンとATMのレート比較では約23パーセントも円の価値が安くなってしまったんですね。
げに為替の変動とは恐ろしいものですね・・・。(つづく)