パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

ベルリンから遠足

 
 ベルリンには都合4泊いたしました。もちろんベルリン市内観光もある程度はしましたが、 ベルリンでは散髪にいったり、大荷物をしょって移動するのがしんどいので、ベルリンを拠点にしていくつか他の都市も見てきましたので取り急ぎですがご紹介を・・・。
 
 2日目からは雨ばかり降っていたベルリンですが、3日目はまず北に向かいハンブルクに行ってまいりました。
 
 ハンブルクへ行った目的はただひとつ。
 
 ハンブルク最大?の歓楽街 リーパーバーンに行ってみることでした。
 
 ハンブルク中央駅からSバーン(近郊列車)で10数分でリーパーバーン駅につきます。
 
 歓楽街といえども日曜日の朝なら静かなものだろう・・・と思っていたのですが、地上にでると警官が挙動不審の男を職務質問しているとことにいきなりでくわしました。
 
 
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 店なんてやっていないだろう、と思ったら大きな音楽を鳴らしている店があるかと思えば、人相の悪い(外国人の人相はよくわからないのが実際ですが・・・)のが酒瓶を持ってウロウロしていたり、大声を出したり・・・。土曜の夜からず~っとやっていた、ということなのでしょうか。
 
 店も看板にS●XとかPU●●Yとかなかなか元気のいい?文字が並んでおります。
 
 
 
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  なんでわざわざこんな怪しいところに来たのかと言えば・・・
 
 
 
 
 
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 おわかりですね。
 
 まだメジャーデビュー前、無名のビートルズが、毎晩7時間の演奏でロックンローラーとしての腕を磨き、毎晩(かどうか知りませんが)の酒池肉林とドラッグで体を鍛えたのがこのリーパーバーンなのです。
 
 
 
 そして彼らが出演していたのがこのカイザー・ケラーというクラブです。店は地下にあり、今でもライブハウスとして営業しているそうです。
 
 またまた怪しいおっさんが屯していたので外から見るだけでしたが、こうしたところで身も心も強くなってリヴァプールに帰って行ったのですね・・・。
 
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 同じ日、ハンブルクからさらに北に足を伸ばしてハンザ同盟都市として有名なリューベックにも立ち寄ってきました。
 
 
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 こちらも雨がやまない中ちょっと寒いくらいの気温でしたが、傘を差しながら街を歩きました。
 
 
 
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 マルクト広場では昔の衣装で多分昔の素朴な唄を演奏しているのを暫く聴いておりました。
 
 
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 そしてリューベックといえばこのブッデンブロークハウスですね。
 
 トーマス・マンの長編小説「ブッデンブローク家の人々」の舞台となった家で、実際にトーマス・マンも住んでいた家ですね。
 
 日本に帰ったら、途中でというより最初の2~3頁を読んだだけで放棄したままの小説をちゃんと読み通すぞ、とむなしい誓いをいたしました。


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 ベルリン4日目、宿の人に理髪店の場所を教えてもらい、散髪に行ってきました。久しぶりにさっぱりしました。
 
 さて、さっぱりしたあとは、また今度は南に足を延ばしてライプツィッヒに行ってきました。どうも旧東側ばかり行っておりますね。
 
 
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 ライプツィッヒ中央駅はちょっとすすけた感じですが、実に大きな終着方式の駅でした。
 
 携帯でパノラマ写真を撮ったのですが、あまりよくわかりませんね。

 
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 電車のホームだけで23本くらいありました。とにかくでっかい駅でした。
 
 外側もカメラに入りきらないくらいの大きな外観でした。


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 そしてライプツィッヒといえば・・・
 
 
 聖トーマス教会です。裏側からの写真です。
 
 
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  聖トーマス教会と言えば、一生涯この教会のパイプオルガンを弾き続けたヨハン・セバスチャン・バッハですね。
 
 
 
 
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 内部は無料で見学できます。
 
 パイプオルガンは一番後ろに大きなものと、中ほどにひとまわり小さなものがありました。
 
 
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 教会の椅子に座って休んでいるとこの小さなオルガンの演奏が始まりました。
 
 練習しているようなのですが、パイプオルガンの生演奏を聴くのも初めてなら、なんと場所が聖トーマス教会で聴けるなんて・・・驚きと感激でしばらく身じろぎもせずに演奏を聴いておりました。
 
 曲名はわかりませんが、おそらくバッハの曲なのでしょう・・・。教会で演奏するとこんなにも素晴らしい響きになるものかと感動します。
 
 今回の旅は音楽にまつわるハプニングに縁のある旅になってきました。
 
 
 明日からいったんドイツを離れオランダ・ベルギーを回ってまたドイツに戻ってきます。