パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

今日はしっかり観光しました

 アムステルダム2日目です。
 
 まるでヨーロッパも梅雨入りしたみたいに今日もまた雨が降っています。昨日はいい天気だったんですけどね。
 
 昨日入りそこなった国立美術館の開館時間は9時ですので、少し前に行って並んでおりました。ちょうどワタクシの前に、今日アムステルダムから直行便で関西空港へ帰る日本のお姉さま方3人組がいらっしゃったので、一緒に目玉の絵画を観覧することになりました。
 
 
 当初お姉さまの一人が持っていたガイドブックの展示室の記述が違っていたため、4人でうろうろしてしまいましたが、係員に訊いて目玉第1号にたどり着きました。
 
 レンブラントの夜景、もとい「夜警」です。
 
 ・・・でかい絵ですね。これは絵に描かれた人たちの注文で描かれたはずですが、真ん中の人に光があたって周囲の人には光が当たらず、まさに光の画家の面目躍如たるところがあります。
 
 でも周囲の注文主の顔がぼんやりしか描かれていないのでいろいろ文句もあったんでしょうね、きっと。
 
 ここも写真を撮っていいので記念に撮ってきました。
 
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 同じフロアにフェルメールのこの絵が展示されています。
 
 実はうっかりしていてワタクシはこの絵が国立美術館に展示されていることを知らず、友人のメールで気が付きました。
 
 中学の頃の美術の本でこの絵に出合いました。フェルメールの名前はもっとずっと後になって知りました。
 
 なぜかこの絵が強く印象に残っていて、いつか本物をこの目で見てみたいと思っていたはずなのでに、いかにこの旅の準備がずさんだったか思い知らされました。
 
 
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  どうもカメラをイタリアで買い直したせいかピントが今一つですね・・・。
 
  
 それほど観覧客も多くない時間帯でしたので、両方の絵を交互にたっぷり見ることができました。
 
 
 
 
 日本に帰る3人のお姉さまにお別れの挨拶をしたあと、トラムを乗り継いでやってきたのが「アンネ・フランクの家」です。途中で道に迷って地元の人に教えられてたどり着きました。
 
 ベルリンではザクセン・ハウゼン強制収容所を見学し、いわば加害者側の施設を見たわけですが、ここは数百万人が殺されたユダヤ人の中の8人のことではありますが、実に思い気持での見学になりました。
 
 約1時間並んで入場しましたが、中は撮影できませんので外部からの写真になります。
 
 日本語のパンフレットも用意されていていました。
 
 本物のアンネの日記も展示されておりました。暗い館内を順路に従って歩いていくと、なんとも悲しい、切ない、そしてこんなことはもうあってはならない、許してはならない・・・今日本でも在日韓国人に対するヘイト・スピーチが問題になっていますが・・・という気持ちを、ザクセンハウゼン強制収容所の見学と合わせ、さらに一層強くする見学となりました。
 
 
 
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 気持ちを切り替えるため、アムステルダム中央駅まで戻り、駅前の運河から出発する運河クルーズに搭乗しました。約1時間の運河めぐりです。
 
 解説はオランダ語・ドイツ語・英語だったので頭がクラクラしましたが、解説よりも周りの景色を重視しておりました。
 
 あいにく雨は依然パラついておりましたが、結構楽しむことができました。
 
 
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 昼過ぎになりましたが、駅前でしたのでさっきフェルメールの絵を見て、デルフトの街角の絵もあったので、思いついてデルフトまで行ってみることにしました。
 
 アムステルダム中央駅からIC(インターシティ特急)で約1時間でデルフトに着きます。
 
 
 鉄道パスを持っていますので、ドイツ・スイス・オーストリア・オランダ・ベルギーはごく一部の高速列車を除き予約もいらずに乗れます。
 
 ですからこういう時は実に便利であります。検札のときに車掌に見せるだけOKです。しかもワタクシの年齢では2等車のパスは売ってくれないので1等車に乗車です。
 
一方、ドイツやオーストリアのサービスの良さに比べるとオランダはほとんどサービスはなしでしたね。
 
 
 さて、デルフトに着きました。駅前はなんだか大規模な工事をしていて道がよくわかりません。ツーリストインフォーメーションもなさそうなので、鉄道の案内所のお姉さまに中心地に行きたいと訊くと、ありがたいことに地図をくれました。ツーリストインフォメーションを探す目的は地図を貰うためですので。
 
 
 駅から外へ出る道がわからず、別のオジサンに訊いて案内してもらうなどもたもたしましたが、駅から歩いて約10分でマルクト広場に出てきました。
 
 この教会はあの「デルフトの眺望」にも出てくる教会ですね。
 
 
 
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  天気のせいか観光客もそれほど多くないようなので、デルフトは実にしっとりとした情感あふれる町のように感じました。
 
 
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 アムステルダムと同じように運河が町の中を走っていますが、小規模なもののようです。
 
 「デルフトの情景」と同じような光景を見たい、とも思いましたが、よく考えるとぼんやりしたイメージはあったものの正確なものが思いつかなかったので、次回?に譲ることにしました。
 
 その代りと言っては何ですが、カフェで地元産のビールをいただきました。アルコール度が7.5%という結構強いビールです。香りも普段のビールより強いですね。
 
 デルフトの町を眺めながらチビチビといただきました。
 
 
 
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追伸:本日5/31デン・ハーグ市立美術館でデルフトの眺望を穴のあくほど鑑賞してまいりましたが、先の教会は絵に出てくるのとはちがうようでした。デルフトで一番大きな教会でしたからてっきりと思い込んでしまいました。ワタクシの鑑賞眼はこんなものですね( ^ω^ )