パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

兵馬俑に会ってきました。

 快晴の19日、家内のたっての希望で東京国立博物館で開催中の『始皇帝と大兵馬俑』展に行ってきました。


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 上野公園は修学旅行らしき制服姿の学生がたくさん散策していました。


 平日だったせいか思っていたよりは混雑もなく鑑賞できました。


 会場は博物館の別館にあたる平成館。壇蜜嬢が静かに語る音声ガイドを聴きながらすすみます。


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 展示は西周時代(紀元前9世紀ごろ)の青銅器から始まり、紀元前3世紀頃の秦の時代前後の出土品へと時代を追って展示されます。


 そして体育館のような広い展示場に10体の兵馬俑、複製の車馬、そして数十体の兵馬俑のレプリカが
展示されていました。


 撮影は一部のレプリカしか認められません。



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 これは撮影が許されたレプリカ。この展覧会の為に作製されたそうです。


 兵馬俑はもともと鮮やかに彩色されていました。2000年以上の時を経て殆ど剥げ落ちてしまいましたが、うっすらと色が残っているものもあります。


 馬丁俑や御者俑や立射俑など体格も立派な下級兵士と思われる像と比べると将軍俑はスマートで表情も気品があるようです。

 中には雑技俑といって首から上はありませんが、裸でお腹が出て、まるで力士のような体つきの像もあり、様々な職業の人々を写し取っていたことがわかります。


 以前から兵馬俑の顔がやけに黒く鮮やかだな、と思っていましたが、壇蜜嬢の解説によると、顔を彩色するために漆を下地として塗っているためかおが黒光りしているとのことでした。


 現地ではまだ発掘調査が続いているとのことで、今後も新たな発見があるかも知れませんね。



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 レプリカと本物の兵馬俑では、まったく迫力が違いますが、本物の写真は絵葉書で我慢しました。


 家内は職場用に兵馬俑クッキーなんぞを買ってましたが、どんな味なんでしょうね~。