パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

プーリア州散歩行 ①ようやく出発することになりました

(この記事は1月10日から1月21日までのイタリア旅行の記事です)

1月10日(火)

今回の旅は南イタリアのバーリという町からイタリアに入りました。

直行便がないためどの航空会社にするにしても経由便になります。
チケットを探したとき一番安かったのはアエロ・フロート航空でしたが、これですとモスクワ経由ローマ経由でようやくバーリにつくことになり36時間もかかります。

そこでトランジット時間が長いのですが二番目に安く、24時間くらいでバーリに着くことができるイスタンブール経由のトルコ航空のチケットを買うことにしました。

トルコ航空は以前イスタンブールを散歩した時に使ったことがあり、悪くないキャリアだと思っていたこともあります。ただ、その時は昼に成田を出発していましたが、現在は成田出発便のうち一番夜遅く出発する便になっていました。

出発予定日の2日前の1月8日に念のため運航状況をチェックすると、前日の7日の便が欠航になっていました。さらに調べるとヨーロッパを寒波が襲い、大雪で南イタリアもトルコも雪で多くの空港が閉鎖されていたことがわかりました。

一番チケットが安い時期なので過去にも1月にヨーロッパ方面に出かけたことがあるのですが、寒さは厳しかったものの、一度も大雪に見舞われたことがなかったので雪で欠航することはまったく想定外でした。

結局1月8日も欠航。出発日前日の9日も、成田空港のHPでは当初搭乗中となっていたので安心していたのですが、出発日の10日の朝に確認すると結局欠航になってしまいました。これで3日連続の欠航です。

事前にトルコ航空に問い合わせ、降雪のピークは過ぎていたことは確認していました。しかしこうした運航状況では、予約した1月10日の便も欠航になることを半ば覚悟したうえで、とにかく成田空港へでかけることにしました。

トルコ航空の話では、欠航になった場合、空きがあれば他社のバーリ行きの便に回してくれるか、または翌日以降の自社便になるということでしたので、携帯電話番号をトルコ航空に登録し、状況が変わればトルコ航空から連絡があるように備えてはいました。

しかし日本を立つ前から出発が危ぶまれるのというのは初めての経験でした。

オンラインでチェックインは済ませ、座席も復路の便まで通路側の席を確保していましたが自宅では搭乗券をプリントできませんでした。
それに荷物も預けますし、状況の変化に対応できるよう早めに家を出て出発予定時刻の3時間前には成田空港に到着し、チェックイン・カウンターに行ってみました。

イメージ 1


カウンターにはすでにかなりの乗客が並んでいて、今日の便は今のところ出発予定であることがわかり、とりあえずは一安心しました。
地上職員の方に乗客が並んでいる理由を尋ねると、昨日までに飛べなかった乗客のチェックインを先に進めていることがわかりました。

中には3日間待機を余儀なくされた乗客がいるとわかりましたので、おとなしく自分たちの番が来るのを列を作って待っていました。

その間、イタリアのパスポートを持っている男性が列の前にいて、私にボールペンを貸してほしいと言ってきたことをきっかけに彼と会話が始まりました。

彼はメルボルン在住のイタリア人。奥さんは日本人なのですが彼女との会話は英語でしているため日本語はほとんどわからないということでした。
たまたま彼がシシリア島のカターニアに帰郷するとのことでした。

私がプーリア州に行くと言うと「南イタリアは交通の便が悪い」とぼやいていましたが、あとで彼の行ったことを実感する羽目になるとはこのときはまだ思っていませんでした。

そうこうしているうちに無事チェックイン終了。搭乗まで彼とビールを飲みながら雑談します。

普段は長く感じるチェックインまでの待機時間も彼のおかげで楽しくすごすことができました。彼とはFBのお友達にもなりました。