パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

プーリア州散歩行 ⑰オストゥーニ旧市街散策その2

(この記事は1月10日から1月21日までのイタリア旅行の記事です)

1月17日(火)

オストゥーニ2日目も旧市街を散策します。

天気は相変わらず不安定で、午前中は空も明るいのですが、午後になると急に暗くなり雨が断続的に降り、気温も下がってきます。

いきおい旧市街散歩は午前中が中心になります。

まずはヴューポイントまでいって朝の旧市街の全景を拝みます。

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旧市街の道を上って散歩を続けます。

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今日はカテドラルの扉が開いていました。中に入るとワタクシ以外にいるのは、掃除をしているおばあさんが一人だけ。

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堂内を歩きながら眺めているとおばあさんがイタリア語で話しかけてきます。ワタクシが、日本から来た、イタリア語は話せないよ…と言ってるのにお構いなしで色々話しかけてきます。

何を言っているのかわからないので、適当に笑顔と相槌、日本語で返事したりしていました。

そのうちワタクシも知っている「ラボーロ」という単語が聞き取れたので、仕事の話をしているのだろうと思い「ソノ・ペンシオナート(ワタチ・ネンキンセイカツシャ・アルネ)」というと、さも当たり前だという感じで「アンキィーオ・ペンシオナータ」(あたしだって年金暮らしさ)とここだけは意思疎通が図れたようでした。

まだ彼女は話し足りなかったようでしたが、頃合をみはからってお礼を言ってカテドラルを出ます。言葉のわからぬ外国人なのにあんなに話しかけてきたのは、彼女はちょっと寂しかったのかもしれませんね。

旧市街は入り組んだ狭い路地が縦横に走っていますが、一方で外延部には白い壁が街の周りを取り囲むように道ができています。

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そこからは平原の向こうにアドリア海を眺めることができます。




夜にはRoccoさんに紹介してもらったオステリアに行きますので、お昼用に食料品店でパニーノを作ってもらいました。

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「どっから来たの?日本?いいねぇ!」などとすこぶる明るく調子のよいアンちゃんが店を仕切っていて手際よくパニーノを作ってくれました。

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これが出来上がりの姿であります。

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買い物ついでに新市街(といっても19世紀に整備された街並み)を散歩します。このあたりは普通の街並みとあまり変わりませんね。

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車の量もすくなくRoccoさんはこのあたりが繁華街と言ってましたが、のんびりしたものでした。

午後は雨が降ってきましたので、部屋でのんびりしています。

夜になって少し雨が小降りになってきましたので、夕食にでかけます。

旧市街の全景は天気が悪くても、暗くなっても魅力的です。

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今日のレストランは旧市街の奥にある


Via G.Tanzarella Vitale 47 Ostuni

オーナーの奥様がRoccoさんの娘さんで、ワタクシが電話で話した人ということでした。

入り組んだ旧市街の路地をたどっていく個性的な入口の店に着きました。

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内装はまるで洞窟の中にいるような感じがします。凝った作りですね。

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午後7時にお店に入りましたが、お客はあまりいませんでした。まだ時間が速かったのか、それともやはりシーズンオフでお客が少ないのかも知れません。

テーブルクロスも白。今回の旅の中では一番高そうなレストランでした。

メニューは海のものをメインするものもありましたが、ワタクシはTerra(陸)のものを中心にしたメニューからいただきました。

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どういう訳かここワインはボトルかグラスでカラフェはないようでした。やむなくグラスでプーリア産の赤ワインをいただきます。おいしかったのですが、一杯5ユーロはちと高かったですね。

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これはサービスで出たコロッケみたいなものでした。

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アンティパストはズッキーニの花とミントを塩たらの切り身に詰めて天ぷらにしたものです。

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プリモはトマトソースのスパゲティをいただきました。白いのはチーズですね。なかなか品の良いスパゲティでした。

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セコンドは豚の肉を蜂蜜などを使って煮込んだものです。アーティーチョークのフリットが付け合わせについていました。

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デザートに出たお菓子です。甘いお菓子でした。


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カフェとミネラルウォーターも頼んで全部で53ユーロ。お味には満足です。お店の雰囲気もグレート。カメリエーレのおもてなしも文句なしです。

でもこれで明日から帰国までは質素な食事になることが決定です。

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