パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

バルセロナを散歩してきたいのですが…

昨年5月にマンションの理事になって以来、土日はほとんど会議や作業が入ったため、昨年1月にプーリア州を散歩して以降は遠出ができず欲求不満の状態が続いていました。

 12月のもちつき大会が終了してからイベントも一段落したため、年が明けたら、土日は挟めないものの、近場のアジアをまた散歩しようかな…などと密かに考えておりましたが、ふとしたことから看守長にバレてしまいました。

 看守長本人は「日本においしいものがたくさんあるのに、なんで高いお金を出してわざわざ遠くまで行ってはるかにまずい食事をする必要があるの⁉」「Google mapで現地の様子がわかるならわざわざ行く必要がないじゃない!」というのが口癖のアンチ海外旅行・原理主義者であります。

 しかしながら、看守という特性のためか、囚人が許可なく海外へ行くこと(戻ってきますので脱走するわけではありません)には不満だ,という理不尽さもたっぷり有しております。それとも「鎖国中は何びとたりとも海外渡航はご法度でいっ!」とでも言うつもりなのでしょうか…。

 この時もなんだかんだ文句を言ってきたので、さすがの従順な模範囚も懲罰房行き覚悟で「一緒に来ればいいではないか云々」と反論したところ、どういうわけか看守長から「スペインだったら行ってもいい」という発言がポロリとあったのです。

 3年前に二人でオランダに行った時は「オランダは鎖国中でも出島を通じて日本と通商があった」というのが一緒に行く理屈でありました。

 今度は「鎖国前にイスパニヤとは通商があったから」という訳でしょうか…理由はどうでもよいのですが、その一言をとらえ、看守長の気が変わらないうちにすぐその場でネットでバルセロナへの短い旅を予約いたしました。

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 悲惨なテロがあり、独立問題で揺れるバルセロナではありますが、土日を挟めない短い旅になるので、スペインの中でも大きな街しか行けません。そこで4年前にとても気に入ったバルセロナに行くことにいたしました。どのみち看守長にとってはマドリードだろうがマラガだろうが区別がつかないと思われたからです。

 前回の二人旅はJTBの添乗員付きのツアーに初めて参加し、何から何まで面倒を見てくれるのでとても快適なオランダ・ベルギーの旅を楽しめました(少なくともワタクシは)。一方で自由時間があまりないのがちょっぴり不満でした。

 今回は諸会議があるので土日をまたげず、1月22日(月)出発、1月27日(土)帰国という短い旅になります。

 一人旅ならばハラハラどきどきしながら公共交通機関を使って空港から宿にたどり着くのも、旅のだいご味のひとつです。

 ところが看守長にそれを強いたらば、独房に入れられて拷問されるのが必至なのと、やはり自由時間を確保するため空港・ホテルの送迎だけ現地係員に面倒を見てもらい、あとは全部自分たちで行動するJTBのWebツアーにいたしました。

 直行便ではなく、エミレーツ航空を利用してドバイ経由のため、6日間の行程でもバルセロナを散歩できるのは実質3日間になります。

 4年前パリから鉄道を乗り継いでバルセロナにはいったのは6月頃でしたのでTシャツ一枚で散歩しましたが、今度は冬なのでどんな旅になるのでしょうね。

...なんててのどかな予定原稿をかいておりましたが、本日は大雪で滑走路が閉鎖されたままになっています。

現在午後11時59分で、予定出発時刻より2時間遅れですが未だに成田に駐機している機内におります。

はてこの結末やいかに…。