パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

リスボン散歩行 11 リスボン市内3日目①

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 5月13日に日本を出発して、今日は5月16日。だいぶ時差にも慣れてきた。今日は市内西側にある
ジェロニモ修道院や発見のモニュメントなどリスボン旅行の定番観光地に行く。

 これらのスポットはカイス・ド・ソドレの駅前の停留所から15番のトラムに乗って行けば、すぐ到着
であるが、その前に駅前にある大きな市場を覗いてみた。まだ朝9時頃であるが、魚・野菜・果物を売る
店は開店している。売り子はほとんどがおばさんである。海に近いため魚屋がたくさん並んでいる。切り
身は日本のような繊細なさばき方でなく、胴体をぶつ切りにしたものだ。ハサミでヒレをちょんぎってい
るおばさんもいた。いきのいい大声で客と会話するのは世界の魚屋に共通のようだ。

 修道院に行く前に発見のモニュメントへ。テージョ川に面して立つこの建造物も必ずといっていいほど
パックツアーのパンフレに載っている。予想以上に大きなものだった。大勢の観光客の中には日本人の団
体もいたので、数日振りに日本語で頼んで頼んで写真を撮ってもらう。

 ジェロニモ修道院はモニュメントから大通りをはさんで歩いて数分の場所にある。リスボア・カード
を使ったので入場料は無料。ローマやフィレンツェの壮大な教会建築を何度も見たあとでは、建物そのも
のは地味に感じるが、また違った趣があるものだ。院内の大きな礼拝堂にはヴァスコ・ダ・ガマの棺が安
置されていた。南門はマヌエル様式の最高傑作といわれているが、たしかに門の全体を覆う彫刻は見事な
ものだった。

 再びトラムに乗ってこんどはベレンの塔へ。このあたりがテージョ川と大西洋の境目あたりになるらし
い。司馬遼太郎が「テージョ川の公女」と呼んだそうだが、そういえば貴婦人がドレスの裾を広げている
ようにも見えるような気もする。