リスボン散歩行１６ リスボン市内4日目③

　ケーブルカーのビッカ線に乗ろうとトラムで移動するときに、妙な光景に出会った。トラムの扉の外側
に人がはりついているのだ。タダ乗りの「乗客」である。混雑しているとノロノロと走るトラムだが、道
がすいていればそれなりのスピードになる。落ちたら相当の怪我をするだろうに。でも誰も注意しない
し。運転士も慣れっこのせいか完全に無視している。

　まだ乗車できていなかった動いているもう一つのラブラ線に乗りに行く。ビッカ線の座席が木製のベン
チシートで進行方向に正対して座るのに対し、ラブラ線は都電荒川線のように横向きの座席である。ビッ
カ線のほうが傾斜がきついからだろうか。

　昼食はリベルダーデ通りから少し路地に入った「ボナ・ペティ」という食堂でとる。ポルトガル料理の
代表（？）であるアローシュ・デ・マリシュコ（魚介類のリゾット）とサルデーニャス・アサーダス（イ
ワシの炭火焼）にサラダを注文。ここも量が多すぎた。どちらかひとつでもよかったくらいだった。でも
味はなかないけた。赤ワインも飲んでチップもいれて２０ユーロ。