パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

ゲイジツの秋・・・、もとい冬

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珍しく忙しかった仕事も目途がつき、11月26日の日曜日は久しぶりに伊勢神宮まで足を伸ばそうと名古屋

駅までいきました。

ところが、どうも天気が不安定で伊勢あたりは雨が降りそうだったので、屋根つきの施設に行き先を変

更。遅まきながら芸術の秋をきどって名古屋市美術館へ行きました。

この時期は「巴里憧憬―エコール・ド・パリと日本の画家たち」と題した特別展が開催中です。

ユトリロ、モジリアーニ、シャガールといったエコール・ド・パリの旗手たちをはじめ同時代にパリで活

躍した藤田嗣治や、それに続きパリに渡った日本人画家たちの絵が展示されていました。

名古屋には勤め先の近くの愛知県立美術館をはじめ、他の市同様に数多くの大小の美術館があります。

名古屋市美術館は市中心部の公園の敷地内にあり、建物そのものも、多分(?)現代美術の作品として建

築されたのではないでしょうか。(素人の私には不思議な形をした建物に見えますので…)

展示品の中では、絵葉書にあるユトリロやモジリアーニの絵も素敵でしたが、印象に残ったのは藤田嗣治

の裸婦像でした。

藤田の絵は「乳白色」の肌で有名ですが、藤田の絵の実物をみるのは今回が初めてでした。

以前TV番組で藤田の絵を見たとき、素人目には水彩画みたいに見えたのですが、実物を間近かに見る

と、妙な言い方ですがやっぱり油絵でした。

斜めから絵を見ると表面がつるつるしていて水彩画とは明らかに違います。

乳白色の肌のうえに細い細い線で体の輪郭が書かれているのがまるで日本画のようです。

数十年も時を経た絵なので色も多少あせているのでしょうから、書かれた当初はもっと白い肌色だったん

でしょうね。