パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

1月5日(金) ① 出発からホテル到着まで

 1月5日(金)から1月9日(火)まで3連休を利用しての4泊5日のホーチミン散歩行にいよいよ出

発だ。

 当初はベトナム航空が名古屋-ホーチミン間の直行便を運行しているので,それを利用しようと簡単に

考えていた。

 ところがよく調べてみるとベトナム航空は月・水・金の週3便しか運行しておらず、とりわけホーチミ

ン→名古屋の月曜日の便は実質的には日曜日の深夜発の便となってしまう。


 1月5日(金)に出発しても、1月7日(日)の深夜(1月8日の午前1時30分)で帰らないと予定

通り1月10日(水)に仕事にいけなくなってしまい、ホーチミンに滞在できるのは実質は2日間あまり

となってしまう。いくら暇な小生でも年始早々長期の休みを取るわけにも行かず、直行便はあきらめざる

をえなかった。結局、旅行会社(HIS)で買ったのはチャイナエアライン台北経由の便となった。こ

れなら毎日運行なので問題ない。


利用航空便
1月5日(金) CI 151便 名古屋   10:00発   台 北   12:25着
        CI 685便 台 北   13:45発   ホーチミン 16:15着
1月9日(月) CI 150便 ホーチミン 11:05発   台 北   15:20着
        CI 682便 台 北   16:25初   名古屋   19:55着

 ここで気になったのが往復ともに台北での乗継時間が少ないことだった。パリ経由でリスボンへ行った

ときはシャルル・ド・ゴール空港で5時間も待たされた。こんな長時間も考え物だが、かといってあまり

短い時間も不安である。台北中正国際空港は一昨年に利用したが、乗継は今回がはじめてなのだ。

 JALのHPの空港案内をみると、台北桃園国際空港(いつの間にか空港の名前が変わっていた)の最

低乗継所要時間は1時間30分となっており、今回の乗継時間はこれを満たしていない。


 念のためチャイナエアラインの名古屋支店に問い合わせてみると「確かにJALのHPのとおりだが、

チャイナエアライン同志の乗継の場合は最低乗継時間は50分となっており、なんら問題ない」旨の回答

がありひと安心。あとで気がつくとこの便を利用するパッケージツアーも何社か販売していたのだ。一人

旅だとたいしたことでなくても心配になる。自分の心配性傾向がうらめしくなってしまう。


 1月5日(月)は金山駅から名鉄快速特急中部国際空港セントレア)へ。個人で海外へ行くとき

は通路側の席を確保するために早めにチェックインをすることにしている。今回も午前7時には空港へ到

着した。


 セントレアはこの規模の空港として使い勝手のよい空港のNO1に選ばれたとおり、まことに使いやす

い。名鉄のホームを降りて進むと、すぐ近くの同じフロアに国際線・国内線の出発ロビーがあるのだ。

 最近は利用していないので改善されたのかもしれないが、成田空港では山登りのようにいくつも登りエ

スカレータを乗り継いでやっと出発ロビーにたどり着かねばならなかったのとは大違いである。


 すぐにHISのブースに行って航空券を受け取る。ところが「今回はイーチケットですが、ご利用した

ことはありますか?」と係員に言われキョトン。見せられた航空券はA4版の紙切れがたったの1枚。

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 世の中どんどん進んでいくものだ、と妙に感心してしまった。大昔?は分厚い複写の航空券を後生大事

に抱えて歩き回ったのに…。とにもかくにも無事航空券?を受け取り、チェックインでもホーチミンまで

通路側の席を確保。予定時刻どおり無事出発できた。


 正月休みをはずしたせいか、台北まではガラガラ。機材は300人近く搭乗できるエアバスだったが、

なんのことはない、結局「通路側」の席も空席だらけであった。

 予定通り台北に到着。当初の案内では「第1ターミナルと第2ターミナルの間をスカイ・トレインとや

らで移動して乗継する」といわれていたが、実際は降機し順路表示にしたがって早足で歩いていくと、同

じ建物内でホーチミン行きの搭乗待合室に着いてしまった。


 待客室にはまだ客がまったくおらず「本当にここかいな?」と不安になったが、搭乗ゲートのあたりに

パイロットらしき数人が座っていたのに気がつき、航空券の紙切れを見せてホーチミン行きの搭乗口で間

違いないことを確認。

 結局降機してから乗継搭乗口まで着くのに10数分しか要しなかった。チャイナエアラインの言うとお

り50分あれば充分な乗継時間のようだ。

 台北の気温は思ったよりも低く、名古屋を立った冬支度のままでちょうどよかった。


 ホーチミン行きのCI685便も定刻どおり出発。機材は左右3席づつしかないボーイング737。ど

ういうわけか機内は満席状態。広東語に響きがどこと無く似ているベトナム語(たぶん?)が機内をとび

かっている。

 これから暑い土地に戻るだろうに真冬のような格好の乗客もいるかと思えば、Tシャツ1枚の白人もい

る。人種によって温度感覚がことなるのだろうか。


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 ほぼ定刻どおりホーチミン、タン・ソン・ニャット空港に到着。やれやれ、なんとか無事ベトナムには

着いた。

 一人旅で最初に気になるのが空港からホテルへいかに到着するか、である。送迎のあるような大きなホ

テルには泊まればその心配はないが、今回も一泊朝食込みで4700円というエコノミーホテル 「ボン

 セン 2(BONG SEN 2)」というホテルを予約したため、一人で空港からホテルへ向かわなくてはなら

ない。


 タン・ソン・ニャット空港はとても小さな空港で、入国手続きが済むとすぐ外に出ることになる。到着

ロビーの出口から出ると、早速「タクシー? タクシー?」とハエがたかるようにタクシーの客引きに周り

をとり囲まれる。

 ガイドブックや事前によく閲覧した情報サイトベトナムゴーの記事を

見ると、空港で営業しているエ○○ートタクシーなどは、メータでいく場合はもとより、前売りのチケッ

ト(5 US$)を空港で買って乗っても法外な料金を要求するなど悪名が高い。そこでこのサイトの中で、

一番安心と評判のよいVINAタクシーの乗り場を探して客引きの間をかいくぐって進む。


 空港の建物から出て右前方30メートルほどのところに黄色いビーチパラソルが2本立っていた。ここ

がVINAタクシーの停留所だ。黄色い制服・黄色い車体がVINAタクシーの目印である。パラソルの

ところまで追いかけてしつこく声をかけてきた客引きたちだが、小生が黄色い制服の男性に「ヴィナ・タ

クチーデチュカ?」と久しぶりに使う英語で話しかけると、さすがにあきらめて包囲網を解いた。


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制服男性は「すぐ1台来るから待っていろ」。待っている間に「タクチー・ハイバーチュンストリー

ト・ボンセン2ホテル・5~6万ドンクライ・デチュカ?」と錆び着いた英語で念のため尋ねると「▲

※?メーター#%=…」とベトナム語で答えた。「メーター」だけ聞き取れたので「メータ次第だよ」と

いうことなのだろう、きっと…。


 ほどなくして黄色いタクシーがやって来た。制服男子が運転手に「■&!※ボンセン2*#…」と行き

先を行ってくれているようだ。無事乗り込むと運転手がちゃんとメーターを倒す。ベトナムゴーのサイト

には「メーターを倒さない運転手には座席の後ろから蹴りを入れる」という豪傑の話が載っていたが、幸

いその必要はなさそうだ。

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 空港から一般道路に出てまず驚かされたのが、雲霞のごとく走るバイクの多さである。地球温暖化の原

因はホンダとヤマハとスズキにあるのでは?と思いたくなるほどの大量のバイクが道路を縦横無尽に走っ

ている。タクシーはクラクションを鳴らしっぱなしである。


 見ていると2人乗りは当たり前、夫婦と子供2人の合計4人がスーパーカブに乗っているのも珍しくは

ない。しかも顔の2/3以上を覆う色とりどりのマスクはしていても、ヘルメットをかぶっている人はほ

とんどいない。

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 …ホーチミン、おもしろそうだ。