パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

1月5日(金) ② 1日目から大宴会?

     クラクションを鳴らし続けながらVINAタクシーはバイクの渦の中を走っていく。
ボンセン 2 ホテルはショッピング・エリアで名の知られたドンコイ通リから1ブロックしか離れていない中心部にあるため、いっこうにバイクの波は途切れない。もう夕方6時近いから帰宅する人たちなのだろうか…。

 空港を出発してから約30分で無事ホテルに到着することができた。メーター料金はぴったり6万ドン(1万ドン=約80円)だった。相場どおりの料金である。タクシーチケットだと5US$(約700円)になってしまうので、やはり地元の通貨を使うのが一番安くあがるのだ。


  
                                    Bong  Sen 2 Hotel  
 61-63 Hai Ba Trung st. HCMC  1泊シングル 40US$(朝食込)
 バスタブ・シャワー、バスタオル・タオル、冷蔵庫、セイフティボックス、電話、机、コンセントは
 A・Cタイプ兼用。変圧器があれば日本の電気製品はプラグ変換は必要なし。歯ブラシ・スリッパはな  し。
  


 このホテルは値段の割りには、必要最低限の機能は備えており、場所も中心地なのでパッケージツアーのデラックスタイプ(一番料金の安いランクのホテル)として使われている。日本人の宿泊客も多いようだ。フロントの人たちは日本語は通じないが、フレンドリーで気持ちがよかった。

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客室は1階から9階(日本で云う2階からレストランのある9階を除く10階)まで、客室がある。上の階だと空調の音がうるさい、というベトナムゴーからの情報があったので、チェックインの際に低層階を希望したが、希望どおり304号室を用意してくれた。

304号室には窓があるが、通りには面していないのでバイクや車の騒音も気にならない。そのかわり街の景色はみることができない。朝早く出て、暗くなってから戻る小生にとって問題はない。

部屋にはベッドが二つ置いてある。一人では充分な広さだが、二人で泊まるには少し狭いかも。机の上に大きなテレビがあり、NHKの海外放送が見られる。
 浴室は結構広く、バスタブも大きい。シャワーはお湯の出が悪い、との情報もあったが宿泊している間はいつでも熱いお湯がちゃんと出た。

 チェックインも済ませ、荷物を整理したあと、レンタルの携帯電話で自宅に到着の連絡をする。すぐにつながり雑音もない。いよいよ便利なものだ。

 外はすでに暗くなり始めていた。空港で2000円をドンに両替してきたのでタクシー代をつかってもまだ外で食事するくらいのドンは十分あるので、最初のホーチミン散歩に乗り出す。

 さて、どこに行こうか…。この時点ではホテルの位置や距離感覚がまだ掴めていないのであまり遠出してしまうと道に迷ってしまうので周辺を散歩する。すぐ近くにはシェラトンやカラベルといった一流ホテルがある。迷子になったらこれらのホテルを目指してタクシーに乗ればよいのだ。

 ホテルの周りをぐるぐるまわっているうちに、倉庫みたいな建物からにぎやかなざわめきがきこえてくる。Saigon Bia, Bia Hoiと壁に大きく書いてある。庶民的なビアホールなのだ。
 
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 店に入ると席はほぼ満席状態で大声で話がはずんでいる。みなさんかなり酔っ払っている状態だ。1人の旨を告げると隅の席で1人で飲んでいる白人男性と相席になった。
 気のいいアメリカ人ですぐ意気投合し話もはずんだ。錆び付いた英語なのに酒が入ると妙に通じるのが不思議である。(参照:http://blogs.yahoo.co.jp/yhamalfi532006/26303600.html)

 ビアホイとは2リットルいりの樹脂製の薬ビンみたいな器に入っている生ビールを飲ませる店なのだ。さらに地元の人はグラスに大きな氷を入れ、ビールを注いで飲むのが普通だ。
 ホーチミンも他のアジア諸国同様地元の人も生水は飲まず、飲用水はミネラルウォーターを買う。なので「この氷は大丈夫かなあ」と一瞬思ったものの、結局勢いで何度も氷を継ぎ足してビールを飲んでしまった。少し度数の低い薄いビールのようで、少々飲んでも悪酔いはしなさそうだ。

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 そのうち隣の男性グループが我々に興味を示してきて、入れ替わり立ち代りこちらの席にやってきて一気飲みが始まり、大騒ぎとなってしまった。
 
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 結局2リットル入りのボトルを2本半(初日から呑み過ぎ!)空け、ツマミに隣のテーブルの人が食べていたチャーハンみたいな皿を一つ頼んで、合計で9万ドン(約720円)を支払った。

 初日から思わぬ出会いに恵まれ、楽しい旅の始まりとなった。