パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

1月6日(土) 午後は一人で街歩き

 ツアーからホテルに戻って少し休憩後、まだ昼食を摂っていないのでぶらぶらと散歩に出る。旅に出る前にガイドブックなどで「あのレストランに行ってみよう、この店もはずせない…」と計画をたてることは楽しいものだが、実際に現地に行くと結局予定外の店で済ませてしまうことも少なくない。

 ホテル近くのチョー・クー(旧市場)をうろつく。ホーチミンも市街地の整理が徐々に進んでいて、昔ながらのこうした市場はだんだん少なくなっているそうだ。

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 市場の一角に大衆食堂を見つけ、こんがり焼かれた鶏肉、青菜の炒め物、ご飯にビールで今日の昼食。 食後勘定をたのむと店のおばさんがにっこり笑って「ニマンゴセンエン」と日本語で答えてくれた。
25000ドン(約200円)のことだ。なんだか今日は朝から日本語に囲まれているようだ。

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 この時期の気候は、日中の気温は三十度くらいはあるのだが、湿気が少ないので長袖のシャツを着て歩いていてもそれほど暑く感じない。地元の人も家の外で気持ちよく昼寝している。

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 到着日に空港で両替をしただけなので、街中の両替所でまたドンを手に入れる。
 空港では2000円=239000ドン→119.5ドン/円というレートだったが、街中の両替所では4000円=536000ドン→134.0ドン/円と大幅にレートがよい。どこの国も空港のレートは悪いというが、ベトナムも同様のようだ。
 
 歩いていくうち午前中にRさんに案内してもらったベンタイン市場にまた来てしまった。さっきは建物の中を見学したので今度は周囲を巡ってみる。市場の外側でも魚や野菜を売っている。ここでも商品を置く棚?のうえで横になってスヤスヤと寝ている人がいる。店の売り子はどういうわけが女性ばかりだ。

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 ホーチミンにはベンタインのほかに、大きな市場としては市の西側にビンタン市場がある。歩いていけないこともないが、結構時間もかかりそうなので、交通の要所でもあるベンタイン市場のバスターミナルから1番のバスに乗っていくことにした。ビンタン市場は終点で降りればよいという。
 
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 このあたりはチョロン地区とよばれ、中国系の人たちが多い。写真にはそれほど多く写っていないが、バイクの数は実際は市中心部と比べてもはるかに多く、騒音もひどく、空気も悪い。店の建物も古びたものが多い。

 なんでこんなに人もバイクも多く、空気も悪く、やかましいんだ!と喚きちらしたくなるような場所だ。喚いても騒音がひどいので目立たないだろうけど。

 外にいると具合が悪くなりそうなので、バスの降車所からしばらく歩いたところにあるビンタン市場の中に入ってみたが、ベンタイン市場が観光客向けでもあるのに比べ、こちらは小売という雰囲気ではない。小さな店には雑貨や衣類がうずたかく積まれていて、一個だけ買うのはとても気が引ける。
 買いに来る客が通れるのか?思われるほど通路も狭く、火事になったら絶対に逃げられないだろう。そんな狭い通路で店員と客が大声で商売をしている。

 しばらく市場の中にいたが、外の空気の悪さと市場の中の熱気に当ったのか本当に気分が悪くなり、市場から出てバスに乗ろうと思ったが、乗り場がわからない。しばらく探してみたが見つからず、あきらめてバスを降りたところまで戻ってようやく1番のバスを見つけて乗り込んだ。ホーチミンはなかなか油断のならない街なのだ。

 チョロン地区の散歩は体調が回復してからまたすることにして中心街に戻る。そろそろ夕方になってきたのでスーパーマーケットでミネラルウォーターを買い、ホテルに戻る。

 ホーチミンではコンビニは見かけなかった。スーパーマーケットではベトナムの食品など珍しいものもあったが、あとは日本と似たような品揃えだった。値段はもちろん安い。
 店舗の数はあまり多くないようで、規模の大きいのは見かけなかった。庶民が生鮮食料品を買うのはまだまだ街角の市場が主流なのだろうか。

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 暗くなってから夕食にでかける。ベンタイン市場の周りには夜になると屋台がたくさん出ると聞いていたのでまたでかける。この日は朝からベンタイン周辺をうろうろしてばかりいるようだ。ホテルから近いし、中心地だから仕方ないか。

 屋台は市場の東側と西側に市場を取り囲むようにして何軒も出ていた。やはり観光客向けで値段も安い。一流料理というわけにはいかなそうだ。
 それでも小生のようなベトナム初心者にとっては楽しいものだ。ホテルで少し休み、具合もよくなってきたので店を物色する。体調を考慮して魚介類の店はやめておいた。

 一軒の店に入り、生春巻き、焼きそばをつまみに缶ビール2本をゆっくり飲む。なんだか朝から食べてばっかりである。
 市場の売り場はそれほど遅い時間まで開いていないが、近くの路地には雑貨を売る露店が連らなっており、買い物と食事をする観光客でこのあたりは遅くまでにぎわっている。

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 少々食べすぎたので帰りはのんびりと大通りをホテルまで歩いていく。大通りはまだクリスマスの飾りがそのままになっている。社会主義の国でもクリスマスのイルミネーションがあるのか、と妙な事に感心しながらのんびりと歩く。
 市庁舎はライトアップされていてその前にあるホーチミン銅像の前では観光客が盛んにフラッシュをたいて記念撮影をしていた…。

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