1月7日(日)ブイビエン通り周辺
ブイビエン通りにはバイクもいっぱい走るが昔ながらのスタイルの物売りのおばさんたちも天秤棒を担いでのんびりと歩きながら商いをしている。
ガイドブックではボッタクリで評判の悪いシクロも、このあたりでは地元のお年寄りの足になっているようだ。
オープンバスが出発したデタム通りに、日本語対応のネットカフェがあった。通りをはさんだ反対側の歩道を歩いているときから目ざとく小生を見つけ、通りを挟んで声をかけてきた。
やっぱり日本人とすぐわかったのだろう。日の丸を頭の上に掲げているわけでもないのによくわかるものだ。
やっぱり日本人とすぐわかったのだろう。日の丸を頭の上に掲げているわけでもないのによくわかるものだ。
最初は通りの向こうだし無視して通りすぎたが、次にこの店側の歩道を通ったときに、このあんちゃんが小生の顔を覚えていて、にっこり笑いながら「ニホンゴ オーケー ヤスイヨ!」と声をかけてきたので、ついこのサイバー・カフェ・サイゴンに入ってしまった。どうも「安いよ」という言葉には弱いようだ。インターネット端末は2階に置いてあった。
パソコンは日本語対応はしているが、キーボードの配列が少し違っていたので店の女の子に教えてもらって日本へメールを打ったりブログに投稿する。まったく世の中便利になったものだ。
70分利用して7000ドン(約56円)はあんちゃんのいうとおり本当に安かった。
70分利用して7000ドン(約56円)はあんちゃんのいうとおり本当に安かった。
小腹がすいてきたので何か腹に入れようと歩いていると街角にバイン・ミーの屋台がでていた。ベトナムはフランスの影響でフランスパンが常食されているとのことで、バイン・ミーはフランスパンでつくるサンドイッチみたいなものだ。
おばあちゃんなので英語は通じず、自分の顔と前の人が買ったバイン・ミーを指差して注文。
バイン・ミーしか売っていない屋台の前に突っ立っていれば買いに来たってことは言葉が通じなくてもわかるだろうけれど…。
バイン・ミーしか売っていない屋台の前に突っ立っていれば買いに来たってことは言葉が通じなくてもわかるだろうけれど…。
具はたっぷりの野菜に肉のパテみたいなのを盛ってくれた。
「ティンティエン?」と値段を訊くと片手を開いて「パー」を出した。
5000ドン(約40円)だ。
値段の割にはボリュームもありなかなかおいしい。パンもぱりぱりとして香ばしい。今日の昼食はこれで十分だ。
5000ドン(約40円)だ。
値段の割にはボリュームもありなかなかおいしい。パンもぱりぱりとして香ばしい。今日の昼食はこれで十分だ。
紙に包んでくれたが後で見るとどうやら電話帳を破ったものらしい。
バイン・ミーをほおばりながら一本裏道に入ってみると、表通りが旅行会社やカフェが並んで賑やかな雰囲気だったのが一転し、まさに地元の庶民の町に一変する。
通りでは子供たちが何かゲームに興じている。日本では道路で遊ぶ子供を見なくなって久しいが、ホーチミンではまだまだたくさんの子供が裏道でやんちゃぶりを発揮しているようだ。
裏通りには鶏が籠に押し込められておとなしくしていた。一瞬鳥インフルエンザのことを思い出してしまい、あまり近寄らなかったのは考えすぎだったのだろうか…。