パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

1月7日(日) 朝のお祈り?に起こされて

 午前5時に窓の外から音が…。なにごとかと思って窓から外を見ると東の方角からスピーカーを通した歌のような音が聞こえてくる。このときはなんだかわからなかったが、あとになって音のした方角を散歩したときにモスクがあったので、朝のお祈りのためのアザーンだったのかもしれない。仏教徒が主流のベトナムイスラムのお祈りの声に起こされるとは…。

 早くから目が覚めてしまったので、明るくなる午前6時過ぎには散歩に出発。
 ベトナムの人は早起きのようで、暗いうちから道端には物売りが出ている。もちろんバイクタクシーのおっさんたちも。今朝もホテルを出たとたんに何人にも声をかけられた。

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今日も朝食は外で。屋根がついている店なので、昨日よりは少しグレードアップ。ガイドブックにも載っている「ニューラン」という店でコム・ガー(皮をこんがりと焼いた鶏と鶏ガラ・スープで炊いたおこわ飯)の朝食だ。これで21000ドン(約170円)。この店はもともと鶏や豚など肉の販売店で有名な店のようだが、中で食事も摂ることができる。

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 午前中の散歩の目的は、ブイビエン通り辺りを散歩することにした。この地区はホーチミンの安宿街でバンコクのカオサンロード、コルカタのサダルストリートなどど並んで、バックパッカー向けのゲストハウスが軒を連ねているアジアの中でも有数の街なのだ。

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 当然旅行者向けのレストランやカフェ、旅行会社もたくさんある。
 時間があればゲストハウスを渡りあるいていく長期間の旅をしたいものだが、今のところそれはできないので、せめてこうした街の雰囲気だけでも味わいたい、と観光スポットでもないのに足を伸ばしてきたのだ。
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 ブイビエン通りと交差しているデタム通りにある旅行会社の前からオープンツアーのバスが出発するところにでくわした。バックパックをかついだ欧米人旅行者がぞくぞくとバスに乗り込んでいく。

 オープンツアーというシステムのバスとは…
『一般の路線バスとは別の、外国人観光客のためのバスだった。ヴェトナムの旅行会社たるカフェでは、大都市間に毎日バスを走らせている。だから、たとえばホーチミンからハノイまでのチケットを買えば、ニャチャンとかフエといった大きな都市で自由に降りられるのだ。そして好きなだけ滞在してから、また次の目的地に向かって行くことができる。要するに、一方向なら乗り降り自由のバスと考えればいい』(沢木耕太郎「一号線を北上せよ」)

 という、まことにうらやましいシステムのバス・ツアーで料金もずいぶんと安い。旅行会社によって経由地や値段は微妙に違いがある。なかにはホーチミンプノンペンというおっかなそうなツアーもあるようだ。

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 乗客を見ていると若い男女だけでなく年配者も少なくない。体力は要求されるが、安くて魅力のあるこうしたツアーへどんどん挑む欧米人観光客には感心してしまう。一度はこうしたツアーを楽しんでみたいものだ。