マラッカの生徒諸君
<マラッカの学校>
ホテルのすぐ近くに地元の学校がいくつかもあった。私立の学校や公立らしいのもある。日本の学校と
は様相が異なるようなのでつい好奇心をもってしまった。
朝7時頃には続々と小学生から中学生くらいの生徒が登校してくる。日本と大きく異なるのは、黄色い
スクールバスでの通学のみならず、バイクや自動車で子どもを送迎する親がかなりいることだ。学校には
警備員らしき人が必ず門の前にいて睨みをきかせているようだ。
マレーシアはアジアの中でも比較的治安のよい国といわれているが、マラッカでは子どもを親が送迎す
るのは常識らしい。
子ども達の服装や皮膚の色もさまざま。他人と異なることを極端に恐れる日本と異なり、マレーシアは
他民族国家なので「違うこと」が当たり前の社会なのだろう。
校門では当番の生徒が登校する生徒を迎えたり、下校時はみんな揃ってゾロゾロ出てくるようだ。
部外者があまりじろじろみていると怪しまれるので垣間見るだけだが、なかなか楽しい光景ではある。
校門の前では生徒目当ての食べ物売りも出ていてにぎやかなものだ。