パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

マラッカB級グルメその1

 ホテルは朝食が付いているが、せっかくなので朝食から外に出て地元の食べ物を食べるというのがいつ

ものやり方である。

 もともと高級料理には縁がないが、今回マラッカのB級グルメを食べ歩くのに参考にさせてもらったの

がマラッカ在住の日本人tony氏が運営するtony's netである。

 マラッカの情報については至れり尽せりのサイトでKLIAからの移動やタクシーのことなど直接tony

氏からメールで教えてもらい、短い散歩を有効に過ごすのに大変助かった。



 マラッカ2日目の朝はクライストチャーチやスタダイスのあるオランダ広場から北へ歩いていき、ブン

ガラヤ通り周辺を散歩した。この辺りはtony氏が「マラッカ一丁目」と名付けたB級グルメスポットの入

口に当たる通りだ。

 ガイドブックでは観光スポットとしては取り上げられていないエリアなので、tony’netを見なければ

立ち寄ることはなかったエリアである。

 さて、昨日の機内食や夜の海南鶏飯で満腹状態にちかかったので、朝は軽く済まそうと店を物色しなが

らブンガラヤ通りを歩いていると客がテーブルで食事を取っている店があった。

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 けして綺麗な店ではない、というより薄汚れた店だが、どういう訳がこういう店を見るとついフラフラ

と足を踏み入れてしまうのだ。豚児たちが一緒に海外旅行に行きたがらないのはこういうところに原因が

あるのかもしれぬが性癖なので仕方がない。

 というわけで注文したのが雲呑麺。(2.5リンギ=約94円)スープのない焼きソバのような種類も

あったが、汁つきを注文。この辺りでは朝はコーヒー(マレー語では「コピー」)を飲むのが習慣らし

く、店員が当然のように「コピー?」と聞いてくるので素直に従って注文した。(80セン=約29円)

 味からするとインスタントコーヒーだろうか。ミルクはついていなかったが、妙に香りがいいのは砂糖

の種類が違うのかもしれない。 味よりも異国で朝食という雰囲気を優先した選択ではあった。


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 マレー料理というと「辛い」というイメージがあるが、マラッカのババ・ニョニャ文化は料理にも大き

な影響を与えているらしく、マレーと中国の交流の中でそれほど辛くない料理もたくさんあるようだ。

 昼食はそうしたババ・ニョニャ料理を出す店として地元でも有名な

「僑生餐館」(Restoran Pranakan Town House)

で摂ることにした。NHKテレビの「アジア語楽紀行マレー語編」に登場した店である。


 古いショップハウスを改造した店でとても落ち着いた雰囲気のある店である。外国人の観光客もたくさ

ん入っていた。

 店員が注文をとりに来たので典型的なババ・ニョニャ料理は何か尋ねると、メニューから海老とパイナ

ップルのココナツ煮(Masak Lemak Nemas)と青菜のチリ炒め(Kangkong Goreng Chili)を勧めてく

れたので、それぞれのスモールサイズとご飯とビールを注文。(合計40.6リンギ=約1460円)

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 ココナツ煮は辛さと甘さが渾然となった不思議な味がするもので未経験の味であった。青菜は予想通り

の満足のいくパンチの効いた味であった。


 つい数十時間前には名古屋でどたばたしていたのに、今のんびりとマラッカで食事をしている自分が

いることになんだか不思議な感じを持ちながら、ゆっくりと時間がたつのを楽しんだ。


<おまけ>

 散歩の途中で立ち食いをしたカレーパフ。(70セン=約25円)春巻きの皮のもう少し厚いものにカ

レー味の具を包みこんだもので、軽い朝食にもいいかもしれない。

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