マラッカ市街地散歩 2
マラッカ散歩も3日目。明日は帰国のため、クアラルンプールに戻らなければならないので今日が実質
的にマラッカの最終日だ。
狭いマラッカなので市街地の観光スポットは昨日のうちに回ったが、今日も朝早くからせかせかと散歩
する。
ホテルのまん前にある売店のテーブルでは学校に行く途中の学生が軽食を取る光景が見られた。仲良く
談笑しながら食べる朝食はきっとおいしいことだろう。
今朝は観光スポットのオランダ広場とは反対方向の道をあてもなくしばらく歩いていった。観光客はみ
かけない。
道筋には普通の民家や学校が並んでいた。ホテルのすぐそばの学校は決まった制服を着た私立学校だっ
たのに、こちらの学校はなんだかゴチャゴチャした感じがしている。公立学校なのだろうか。それでも親
が送り迎えするのは同様である。
途中でリキシャの倉庫をみつけた。昼間は賑やかな飾りが元気そうなリキシャも、こうしてひっそりと
保管されているところを見かけると、なんとなく生活感が出てくるから不思議である。
午前中はマラッカ川を渡ってチャイナタウンをまたブラブラ。観光地図には載っていないエリアまで足
を伸ばして歩いてくと、道端に広場みたいなのがあって、簡素な屋根の下で地元の人が食事をしている場
所があった。お世辞にもきれいとは云えないが、一応食堂と呼ぶのだろうか。
吸い寄せられるようにフラフラと入って行くと焼叉飯(チャーシューファン)の店があったので、朝食
代わりに注文する。
香港の廟街で焼叉飯を初めて食べて以来、大好物のひとつになってしまったのだ。気のよさそうなオジ
さんに頼んで写真を撮らしてもらう。
それにしても安っぽいものばかり食べてるものだ、と我ながらあきれつつパクついた。