マラッカ散歩行 最終日 2
お腹もいっぱいになったし、せっかくクアラルンプールに来たのだからと、腹ごなしもかねて次に向か
ト・ジャメー駅から更に先に進む。
紙幣は一枚しか使えないのだが、知らない人が多いらしく、自販機の前で戸惑う人が続出。中々進まない
のでいらいらした人は確実に買える窓口に並ぶようだ。
さのビルだった。まもなくドバイに世界一の高さのビルができるらしいが、台北101も訪れたので、今
現在は世界1位と2位のビルを制覇したことになる。
でビルの低層階のショッピングセンターや、ビルに面して広がるKLCC公園を散歩する。ビルを背景に
写真を撮ってもらったが、ビル全体が入りきれないほどの高さはさすがである。
ビルに面して広いKLCC公園が作られていて、市民の格好の憩いの場になっていて今日もたくさんの
人達がのんびりと公園で時間を過ごしている。「地球の歩き方」マレーシア編の表紙のツインタワーの図
柄はこの公園から見上げる構図である。
次に訪れたのがチャイナタウンのペタリン通り。日中はどうということもないアーケードのある通りだ
が、夕方になるとどこからともなく露店の設営に人があちこちからやってきて、通りを雑貨を中心にした
店が通り中に溢れてきた。
ところが俄かに雨が降ってきた。通り雨だと思ってしばらく雨宿りしていたがどうにもやみそうも無
い。川を見るとかなり増水している。交通機関に障害が起きて空港に行き損なっても困るので早めに空港
に引き上げることにした。きれいに見えたペトロナス・ツインタワーも雨で見えなくなっている。
途中電車の中で日本に留学予定という19歳の学生に声をかけられた。持っているガイドブックを見て
日本人とわかったらしい。顔は我々と変わらない顔立ちなので雑談の中で「漢字を知っている?」と訊く
と、日本語の勉強で覚え始めているが、自分はマレー系なのでそれまでは全く知らなかったという。中国
系の人でないと漢字はわからないらしい。顔だけ見ているとその区別は付かないけれど。
彼の降車駅に近づいたので小生の漢字の名前と読み方を教えてあげ、小さな国際交流も終了。
KLセントラル駅のビルにある本屋で時間をつぶす。日本の本屋さんに比べるとお客さんの自由度はか
なり高く、写真のとおり。併設するカフェでも立ち読み(座り読み?)は3冊まではOKという大らか
さ。南国はなにごとも鷹揚なのかもしれない。