パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

単身赴任者のクリスマス三連休

12月は初旬に会議で帰京し、年末年始に自宅へ戻るのでクリスマスの三連休は名古屋へ居残ることと

なりました。

毎度のことですが、単身赴任者のクリスマスは味気ないものですね。おまけに冬至の今日22日(土)

は雨模様の天気で寒い…。ということで独居にいると気が滅入りそうなので朝からでかけることにしまし

た。


午前中は栄の愛知県芸術劇場クラリネット・ミニコンサートへ。奏者のつつみあつき氏は名古屋を中

心に活躍しているソリストで彼氏のコンサートへでかけたのはこれで2回目です。

コンサートといっても約1時間。小品の演奏が中心で、お客さんも十数名。こじんまりとした演奏会です

が、土曜日の朝、目の前でクラリネットの生演奏をゆったりした気分で楽しむのも中々贅沢のような気が

します。

この日会場の周りでは若手作家や地元の芸術大学の学生の現代アートの展示も行なわれていました。思

わずギョッとするような不思議な作品もあり、音楽に芸術に朝から刺激的なスタートです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/amalfiduomo/20190812/20190812151058.jpg


コンサートを楽しんだ後、午後は少し足を伸ばして名古屋市博物館へ出向きました。

現在「トプカプ宮殿の至宝展」が開催され、来月散歩にでかけるイスタンブールトプカプ宮殿の宝物

館と宮殿の近くにあるトルコ・イスラム博物館から135点の宝物や装飾品などが引越し展示されていま

す。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/amalfiduomo/20190812/20190812151051.jpg

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/amalfiduomo/20190812/20190812151107.jpg

歴代のスルタンゆかりの品々やハレムの女性たちの装束など珍しいものがたくさん展示され、その中で

も特に話題となっているのが5センチ四方くらいの巨大な緑のエメラルドと真っ赤なルビー、そしてたく

さんのダイアモンドをちりばめたターバン飾りでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/amalfiduomo/20190812/20190812151854.jpg
(ターバン飾り18世紀:絵葉書)


ターバンといってもインドのシーク教徒のようなターバンではなく、当時の絵をみるともっと大きな被

り物でそれを飾る装飾品も余計大きいものになっているのでしょう。宝石に興味のないワタクシもさすが

に大きなエメラルドには思わず魅せられてしまいます。

幸か不幸か、映画「トプカピ」で一躍有名になった「トプカピの短剣」は来日していないのでイスタン

ブールでお目にかかれそうです。

トルコ語ではTopkapıトプカプが正式な名称。最後の「ı」は「ウ」、と発音します。英語にはない文

字なので英語では「i」で代用され、Topkapiトプカピと発音されてしまいます)

歴代スルタンが編んだ豪華なコーランの写本や寄進文書を見るとアラビア文字のカリグラフィーで見事

に描かれ、スルタンの花押も日本の墨一色のものと異なり、金泥や華麗な花柄をあしらってあり実に見事

なものです。写真撮影できなかったのが残念でなりません。(図録は高くて買う気にはなれませんね)


https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/amalfiduomo/20190812/20190812151907.jpg
(礼装用兜16世紀:絵葉書)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/amalfiduomo/20190812/20190812151912.jpg
(ベールを被る女性像18世紀:絵葉書)

博物館の前にはトルコ料理の露店が営業していましたが、生憎の雨天のためお客はいません。トルコ料

理はまだ味わったことがありませんので、遅い昼ごはんにでも…と思ったのですが、3週間後には現地で

本場の料理を楽しめるのですからぐっと我慢をしました。

帰ってから本場との違いを比べてみることにしましょう。