パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

正月はなんといっても箱根駅伝です

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 ここ数年、正月2日・3日は箱根駅伝のテレビ中継に釘付けになっています。そのぶん外出することが少なくなってしまいました。
 マラソンと違って駅伝の場合はチームとしての競争です。一人の選手が好調でタスキを受けた次の選手が不調のときは予想もしないアクシデントが起こったり、また一人の選手の頑張りが低迷したチームを浮上させるなど、筋書きのない展開についつい画面に引き込まれてしまいます。

 今回は早稲田大学が箱根の山登りで逆転し、実に12年ぶりの往路優勝を果たしました。早稲田OBの瀬古氏が、中継車に乗って解説を始めて以来後輩がトップを走るのを見るのははじめてだ、と感慨深げに語っていたの印象的でした。
 全日本大学駅伝の好成績に続き下馬評の高かった駒沢大学は総合優勝を狙える位置につけています。
 かと思うと、順天堂大学は5人の選手のうち1区の選手が足に痙攣をおこし最下位を走ったうえに、山登りの5区では低血糖状態になった選手が走れなくなりゴール直前で想定外の棄権を余儀なくされ、昨年優勝という天国から今年は地獄へ突き落とされるなど信じられない事態が起こりました。
 朦朧として何度も道路に倒れこんだ選手の悲壮な姿と、それでも起き上がろうともがく選手の肩に手をかけ、無念の棄権を決断した監督の苦渋の表情はいつまでも忘れられないでしょう。

 選手個々を見ても、昨年は途中でへばってしまった山梨学院大学モグス選手がその反省を活かし区間新記録を出したかと思うと、日本大学のダニエル選手は過去タイ記録の15人ものごぼう抜きを達成しました。
 箱根駅伝中継を見始めて以来、参加20チーム中下位が常連だった学連選抜(予選会で出場権を失った大学の選手から選抜された混成チーム)が4位につけるなど驚きの結果も飛び出し、明日の復路勝負への興味がますます湧いてきました。
 どちらかというと復路のほうがシード権争いも含めドラマチックな展開が多いのですが、今回は往路でも数多くのドラマが生まれたようです。

 今日の箱根は風もなく真っ白な雪をかぶった富士山の姿が何度も画面に映し出されました。3月まで住んでいたマンションは10階だったので今日の天気ならくっきりと富士山を眺めることができたのしょうが、今は3階なので残念ながら全く見えません。
 明日も天気がよさそうなので富士山の美しい姿はテレビで我慢し、夜には現実の世界に(=名古屋へ)戻ることとしましょう。