パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

イスタンブール散歩行 7 ブルーモスク

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 朝食後はまずブルーモスクへ。トルコ語ではスルタン・アフメット・ジャミーと呼ばれるこのモスクはオスマン帝国の大スルタン アフメット1世が建立したもので、完成は17世紀初頭。唯一6本のミナレットを持つ世界で一番美しいモスクといわれる。イスタンブールでも一二を争う大きなモスクである。
 最寄のトラムの駅もスルタン・アフメットという駅名だ(車内放送では「スルタナーメット」と聞こえる)。通称のブルーモスクは内部のイズニック・タイルに使われた色の青さがゆえにだそうだ。

 靴は脱いで入場する。入り口に置いてあるビニール袋に靴を入れて持っていくのだ。内部には一面に赤い絨毯が敷かれている。今までこれほど広い絨毯を見たことは無い。

 モスクなるものに入るのはこれが生まれて初めての経験である。ローマのサン・ピエトロ大聖堂フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はじめキリスト教の教会はファサードから内部に至るまで彫刻やフレスコ画、キリストや使徒たちの像で溢れかえっているが、イスラム教が偶像崇拝を禁じているため花や草の文様のタイル、アラビア語の文字以外は見事になにもない。いわばガラ~ンとした空間である。だが高いドーム天井が作り出す空間はとてつもなく広く高く感じる。

 ステンドグラスがあった。ステンドグラスはキリスト教の教会だけと思い込んでいたので意外であった。ここでも青や赤などの色とりどりのガラスが使われているが、やはり人物や動物の絵はまったくなく文様だけのようだ。

 壁のタイルにはたしかに青色に彩色されているが内部が少し暗かったので名前の由来といえるほど鮮やかなものには見えなかった。

 大理石の太い柱は触るととても冷たかった。石の柱や壁の冷たさに比べると絨毯を踏む足元は柔らかく暖かい。

 途中に柵が置かれ観光客はそれより先はいけないようになっている。お祈りの人たちと観光客はこの作で区分されるようになっているのだ。したがって我々はメッカの方向を指すへっこみ(名前を失念)には近寄ることは許されない。

 今朝は観光客も少なかったので内部は静謐が保たれており、いかにも祈りの場という感じがした。
 
 モスクは観光施設ではないので入場料はない。ただし寄付は大歓迎ということで出口には検問所?があって寄付を受け付けている。3YTL(300円)寄付をしたら領収書を6枚くれた。ということは相場は0.5YTLらしい。初めてのモスクなので大奮発したことになってしまった。