パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

イスタンブール散歩行 13 イスティクラル通り

 ガラタ橋でしばらく釣りを見物したあと、朝早くから動き回っていて寒さと疲れでいささかしんどくなってきたので、いったんトラムに乗って戻りホテルで一休み。

 一人旅の気安さから予定も立てないし、立ててもこうして気ままに変更できることが何といっても一人旅の利点のひとつである。

 ホテルに戻るとフロントの若い女性が「朝から出ずっぱりなので道に迷ったのか心配したわ」と半ば冗談、半ば本気で言ってくれた。

 シャワーを浴びて体をあたためしばらく休憩する。夕方になってから再びトラムに乗ってガラタ橋の先の新市街に行ってみることにした。

 スルタンハメット停留所でまたトラムに乗り、ガラタ橋を渡りきったカラキョイ停留所で下車する。道路を横断するため、地下道に降りると柱に「→Tünel」の案内版が出ている。

 案内にしたがって地下道を進んで地上に出ると、すぐそばのごく普通のビルの1階にまたTünelの文字があって、そこから建物の中に進むとヨーロッパで最古の地下鉄のひとつのテュネル(Tünel)の乗り場に出るのだ。

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(↑テュネルの入り口です。普通のビルですね)

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 Tünelとはトルコ語でトンネルの意味らしい。この地下鉄はカラキョイからイスティクラル通りに面したテュネル(これが駅名になってるのでややこしい)までわずか3分ほどの短い区間しかなく、世界でいちばん短距離の地下鉄かもしれない。このあともイスティクラル通りに行くのに何度も利用した楽しい路線である。

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(↑イスティクラル通り側のテュネルの入り口の表示。この通りではマクドナルドも茶色地に金文字だ)

 イスティクラル通りは新市街でもっとも賑やかな通りのひとつで、普段は歩行者天国になっていてレトロなトラムがトコトコと新市街のランドマークであるタクシム広場まで走っている。旧市街を颯爽と走るトラムとは異なり、狭くてスピードも遅いトラムだが、のんびりと観光するにはピッタリの乗り物である。もちろん、これもTünel同様アクビルが使える。

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(↑通りの中程にあるガラタサライ高校の校門。遠足?の学生が盛んに校門を背に記念撮影してた)

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(↑大きなカトリック教会もあった)