イスタンブール散歩行 14 徘徊一日目終了
イスティクラル通りをトラムで往復する頃にはだいぶ外も暗くなってきた。休憩はとったもののいつも
の一人旅のように歩き詰めだったので、さすがにくたびれてきてイスタンブール徘徊一日目はこれで終了
することにした。
トラムを降りテュネルに乗り換えカラキョイの停留所に行くために地下道に降りると、何やら気になる
人だかりが…。疲れていてもまだ好奇心はそれほど衰えていないようだ。 近づいてみると男性客の向こうにはなんと拳銃が並んで展示されているではないか! 拳銃を売ってい
ないと聞いていたのだが…。
しかしよく見ると値段が20YTLなんて安いものもある。どうやら本物ではなくモデルガンのようであ
る。
モデルガンを楽しむなんぞとい趣向は刀狩り以来武器所持を禁止された日本ぐらいのものかとおもって
いたのだが…。トルコも銃の所持については厳しい規制があるのかもしれない。
ばかりのようだ。
本日の夕食は店に入るのもなんだか面倒くさくなってきたので、パン屋でシミットという名のゴマをま
ぶしたパンともう一つ甘いパンを買って部屋で食べることにした。
ついでにミニマーケットで水と地元のビールを買う。パン2個で2.10YTL(約210円)。ビールが
350ml入りの缶ビールが3.5YTL(約350円)という値段は日本より高い。
スーパーマーケットならもっと安いのかもしれないが、今日歩いたエリアでは一ヶ所しかなかった。日
スーパーマーケットならもっと安いのかもしれないが、今日歩いたエリアでは一ヶ所しかなかった。日
本のようにたくさんはないのかもしれない。それにコンビニも全く見かけなかった。
(右のリング状のパンがシミット。町のいたるところの露店でも売っている。
(↑ホテル近くのミニマーケット。通りかかるたびに水をよく買った)
部屋でのんびり食事をし、シャワーを浴びると疲れも取れてきた。すると現金なものでつまらないこと
にも興味がわいてくる。
外国に来るとふだんまったく関心のないものにも好奇心が湧くから不思議なものだ。機能は同じでも全
くデザインが違う器具などもそのうちだ。
コンセントや水道の蛇口ひとつをみても興味津々となる。興味が尽きないうちは元気一杯ということだ
ろう。どうということのない狭いホテルの階段ですら写真を撮ってみたくなるほどだ。いわば部屋の中で
も旅行をしているようなものなのだ。