パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

イスタンブール散歩行 25 ボスポラス大橋

 朝の墓地巡りを終え、ぶらぶらとエミノニュ方面へ足を進める。今朝は天気は良いが、1月なので寒い。

 定番となったスープの朝食を適当な店を探して食べる。今朝はレンズ豆のスープである。寒い朝はスープで体を温めるのが一番だ。

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 そのままカバタシュ経由でタクシム広場まで出てる。次なる目的地オルタキョイに行くためにタクシム広場のバスターミナルにやってきたのだ。

 バスターミナルといっても建物があるわけではく、広場の通りに不規則にバスが並んでいるだけ。案内表示もよくわからないので、オルタキョイ方面行の40番のバスを探して歩きまわる。

 やっとのことでバスを見つけ乗り込む。

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 先に座っていた若い女の子に「オルタキョイ・アルネ? オルタキョイ・ツク・オシエテククダチャイ・アルネ」と行先の確認とお願いをする。

 女の子は怪しげなオッサンに突然声をかけられたためか、引きつった表情で目を大きく見開きうなずくだけだった。

 出発してしばらくたったあと、どやどやと客が降り始めたので、もしやと思ってこの女の子に「オルタキョイ?」と訊くと、さらに表情をこわばらせてうなづく。

 結局、意味が通じていなかったようだ。
 
 
 途中海に向かって下るとき、サッカースタジアムの横を通り過ぎた。場内の様子は見えなかったが、Besiktasjkとう文字が見えたので、どうやらジーコ率いるフェネルバーチェ、稲本のいたガラタサライとならんで人気のあるベシクタシュのホームグラウンドらしい。もっと滞在期間が長ければチケットを買って試合を見たいものだ。


 写真は撮らなかったが、やはり途中で高い塀に囲まれた大きな建物の前を通り過ぎた。ドルマバフチェ宮殿である。見学にやたら制約があるらしいので今回は行かなかったが、宮殿と呼ばれるにふさわしい建物であることはバス通りから見てもわかった。
 

 オルタキョイというのはボスポラス大橋のそばにあるエリアで、日曜日になると雑貨や土産物を売る露店がいっぱいでる楽しそうな地区だ。今日はちょうど日曜日なのでここまで出かけてきたのである。


 海沿いにたつオルタキョイ・ジャミーは小ぶりのモスクであるが、なかなか美しい外観が特徴である。

 ボスポラス大橋を背景にした姿は一層輝いて見える。残念ながらどういうわけか今日は中に入ることができなかった。

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 NHKの「アジア語楽紀行」のトルコ語の表紙もここで撮影されたものだ。


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黒海マルマラ海を結ぶボスポラス海峡は南北に30kmにわたり、一番狭い場所の幅が700mだという。

 現在は2本の橋がかかっており、最初の橋がこのボスポラス大橋である。2本目がその名もファティフ・メフメット大橋(第2ボスポラス大橋)である。もちろんコンスタンティノープルを陥落したメフメット2世にちなんだ命名だ。



 オルタキョイについたのは10時過ぎだったのでまた露店は準備中だった。のんびり時間をつぶすことにする。

 ベンチに座っていたら、珍しく野良犬が近付いてきた。あまりに近づいてくるのでベンチからどいたら、座っていたベンチを取られてしまった。何とも図々しい犬である。だからイスラム教徒の間では不浄の動物と言われる…のとは関係ないか。

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 犬に追い立てられてしまったので街中を散歩する。だんだん観光客も増えてきたようだ。

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 しばらく歩きまわりまた体が冷えてきたので、茶店に入りチャイを注文する。ゆっくりゆっくりいとおしむように…というよりはちびちび飲みながら店の前を行きかう人々を眺める。

 人気エリアのためかチャイの値段も街中より高く、3YTLもした。フェリーの中と比べると6倍もする。材料にそんなに差はないように思うのだが…。 

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