パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

本物を見てきました!

 6月7日の土曜日、家人の要望により両国にある江戸東京博物館に行ってきました。

 子供がまだ小さい頃に一度行ったことがあるだけで久しぶりです。

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 JR総武線 両国駅の目の前、国技館の隣にこの博物館がたっています。

 建物としては独特の構造で、地下と1階と地上3階から6階までが博物館でエリアで、2階に相当する部分は空間になっています。いわばでっかい下駄のような建物です。

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 今回の企画展示は一階のスペースで開催されました。テーマは「ペリー&ハリス」。

 お笑いコンビではなくてもちろん黒船のペリーとアメリカ全権のハリスです。

 江戸東京博物館]のホームページはこちらです。http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/



 事前に展示品について何も調べずに行ったので、一番驚いたのは「日米和親条約」と「日米修好通商条

約」の原本に出会えたことでした。


 日米和親条約は割と少ない文章で書かれていました。条約文は日米双方が保管したのですが、日米和親

条約の日本保管分は焼失してしまったそうです。


 日米修好通商条約は日本語、英語、オランダ語、漢語の4か国語版が作られていたというのもびっく

り。おまけに英語版には日本側の署名がありません! 全権の林大学頭とやらが「英語なんてわからんか

ら署名でけへん!」と署名を拒否したそうです。



 ちょうどNHKでは大河ドラマ篤姫」が放映され、毎回視ておりますが、まさにその時代の本物が提

示されていたので感慨深いものがありました。残念ながら写真は撮れませんでした。


 そのほかのアメリカ側の公式文書の中には将軍をJapan Emperorと訳したものがありました。

 幕府と天皇との関連がまだよく理解されていない頃の文書なのかもしれませんね。

 また、まだ徳川政権の時代なのに日本のことを「大日本帝国」と記載した文書があったのも驚きでし

た。


 6階と5階は常設展示のコーナーです。かなり広い階にに江戸時代のエリアと維新後から戦後にいたる

東京について展示したスペースが設置され、当時の町や文化を様々な展示品やジオラマ・模型などで楽し

く理解できるようにしています。 学校の社会見学には格好の場所かもしれませんね。

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 常設展示の一角では何の脈絡なのか山本寛齋の小規模な作品展が行われていて、彼がデザインしデヴィ

ッド・ボウイーヤやジョン・レノンらが着用した衣装などが展示されてまいました。

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 スペースが広いので歩くだけでお疲れの方も多く…家人曰く、今日一番の面白い「展示品」だとか。

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 見学後は館内の茶店で甘味をいただきました。あんみつなんぞを食べたのは久しぶりです。

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