パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

きれいなところにも行きます。

 家人はワタクシが赴くところは、「安」「汚」「貧」「暗」…などロクでもないところばかりと思って

いるようであります。

 ほとんどその通りなので反論の余地もないのでありますが、たまにはオシャレは場所にも行くこともあ

るのです。


 今日は毎日通勤で乗り換えをしている「表参道」を散歩してみました。

 大通りから一本はずれた道のあたりに有名なとんかつの「まい泉」があります。

 そのまい泉の向いにかつて「ラフィナート」というイタリア料理店がありました。 家内と一見で入っ

た店でしたが、料理も店員の接待もとても気に入り、爾来表参道に来るたびにラフィナートでイタリア料

理とワインを楽しみました。

 その店がしばらくして突然閉店してしまい、それ以来久しく表参道に行くことは絶えていました。最後

に散歩したときはまだ同潤会アパートがあった頃でした。 


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 家人の母を一度だけこのあたりに連れてきたことが過去にありました。

 仙台しか知らぬ義母は沢山の外国人が歩いているのを見て「なんだべまず~、外国に来たんだっちゃ」

とたまげておりましたが、しばらくぶりの町並みはますますきれいになっていて、一角だけみると外国と

間違えそうなところが増えているような気がしました。


 というわけで今回はじめて表参道ヒルズなるものに入ってみました。

 
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 このあたりは少し傾斜した坂になっていますが、なるほど建物の中もその傾斜を利用したような構造に

なっておりました。


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 中に連なる店舗は若い女性向けのものばかりで特に興味は持てませんでしたが、一番下のフロアーにワ

イン・ショップがあったのではいってみました。お店の名前は BISTY'S です。
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 この店はボトルワインを売っているだけでなく、店の中でワインを飲むこともできます。もちろん立ち

飲みではありません。為念^^ゞ

ワタクシにとっては、初めてのシステムですが、ここではまず、ワインカードを525円で購入しま

す。カードには電子チップが組み込まれ、現金をチャージできます。

 壁のまわりのケースにはワインが装着され、カードを差し込み口に入れ、好みのワインの注ぎ口にワイ

ンをセットしボタンを押し、スイッチを押すとワインが注がれるようになっています。いわばカード式の

自動販売機みたいなものでしょうか。


 ワインの種類も豊富で、注ぐ量も20ml、50ml、90mlと三段階を選択できるようになってい

ました。高級ワインですと20mlで1000円を超えるものもありました。

 もちろん、もっとお手軽なものもたくさん用意されております。

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 自分でグラスに注いだあとは、空いている席に座ってでゆっくりと味わうことができます。またワイン

にあった軽食・つまみも別に注文できます。店の雰囲気はとても落ち着いていて気軽にいろんなワインを

楽しむにはとてもいい空間だと思います。


 場所がらか外国人のお客や女性の一人客も少なくないようです。「場末の立ち飲み屋とはずいぶんと異

なるもんだなあ~」という感慨にふけりながら赤・白のワインをいただきました。

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 こうした近代的な建物も素敵ではありますが、やはりワタクシの世代になると同潤会アパートの古色蒼

然たる雰囲気のほうが魅力的でしたね。老朽化に勝てなかったのが残念でなりません。