パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

イスタンブール散歩行 30 帰国の途へ

 イスタンブール最後の散歩も終わり、ホテルへ戻って帰国のための荷造りをしてチェックアウト。

フロントのお姉ちゃんの写真を記念にゲット。到着初日は迎えの車が遅れたりいろいろあったが、過ぎてしまえば楽しい思い出だった。
 
 ある日彼女に前から思っていた疑問をぶつけてみた。
 
 日本の感覚では、お寺は檀家組織になってるので、お経をあげてもらうには自分のお寺にいかなければならない。

 一日に5回もお祈りしなければならないムスリムはいったいどうしているのだろうか。夜明けどきの礼拝は自宅のいつも行くモスクで行うのだろうが、日中の礼拝はどこでするのか?家の近所のモスクまで戻って礼拝するのか?というあほらしくも素朴な疑問だった。

 彼女の回答は明快だった。「最寄のモスクで礼拝すればよい」。

 なるほど、考えれば当たり前のことかもしれない。だからこそ街のあちこちにモスクがあるのかもしれない。


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ホテルを出てトラムに乗る。空港に行くには途中駅で空港行きの電車に乗り換えなくてはならない。
 
 疲れていたのだろうか、空港に行くにはヨーロッパサイド旧市街の西へ向かわなければならないのに、反対方向の新市街行きのトラムに乗ってしまった。それもしばらく行くまで気がつかなかった。
 最後まで気をゆるめないようにしないととんでもないことになる。

 途中には観光エリアでは見かけない高層住宅がいくつも目に入ってきた。市内中心部のアパート群は古いものが多かったが、これらは新しいものだった。
 
 作りはそれほど高級そうには見えなかった。新興の住宅街なのだろう。

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 トラムでゼイティンブルヌ駅まで行き、ここで空港行きの電車に乗り換える。

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 このあたりでは線路は地上に出ているが、一応メトロとなっているので、空港や他のエリアでは地下を走っている電車なのであろう。 


 空港に着くともうチェックイン可能な時刻となっていた。ところがチェックイン・カウンターが航空会社別になっておらず、どこの航空会社のチェックインも可能なスタイルだった。そのため、乗客はカウンターの前に長蛇の列をつくり、JRの緑の窓口のように順次空いたカウンターでチェックインをするのだ。

 最初はとんでもなく長い列だったのでいったいどれくらい時間がかかるのか心配したが、案外早くチェックイン手続きを完了することができた。それにしても毎回のチェックインのたびにスタイルが様々なので終わるまでは気が休まらない。


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 無事搭乗し飛行機は一路成田へ向かう。


 機内では乗客の男の子が男性CAのお手伝いをして乗客の微笑をさそっていた。

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 短い旅であったが、朝から暗くなってもイスタンブール市内を徘徊していたので、疲労がたまっていた。だが、心地よい疲労でもあった。

 今度はまたトルコの別の街にきてみたいものだ。