赤壁…
「三国志」は何度挑戦しても途中で挫折してしまいます。
孔明だったか記憶が定かでありませんが、南の地で戦い、象が戦車がわりに出てくるあたりで毎回途切
れております。
ところが家人は大の三国志ファン。やたらに場面を覚えていて、名だたる武将が「バッタバッタと敵を
切り倒すのが痛快で面白い」といい切ります。
ということで、家人と「Red Cliff Part1」を観てきました。
小説同様、家人はこのような大スケール・スペクタル的な映画が得意なのですが、ワタクシはどちらか
というと「かもめ食堂」みたいなしっとりとした映画が好みです。二人の映画の趣味はいつもかみ合いま
せん。
今回は(…いつもですが^^ゞ)家人の趣味を優先したプログラムなので、嫌がらせに夫婦割引のための
私の免許証を持っていかず、年齢を気にしている家人の運転免許証を提示させようと企みました。
ところが今は自己申告だけでいいのですね。しめたとばかり、家人は窓口の担当者に「自分の方は50
歳未満なのよ~ん」といわんばかりの態度でした。
おまけにこの映画はタイトルどおり第1話で完結ではなくパート2がありました。
大量に流されたTVの予告CMでは、最初のころはこの点については触れていなかったような気がした
ので、なんだかこれも諸葛孔明の術中にはまったような気がしないでもありませんでした。
喰ったり、対象的に白人ばかり屯するスノッブな雰囲気の蘭桂坊をうろついたワタクシには、
「Red Cliff Part1」ですか? 中国の武将なのに中村獅童の殺陣がチャンバラぽくって面白かったこ
とを除くと…何しろ肝心の赤壁の戦いの前段までのストーリーなので…一人1000円の入場料なら大画
面だし、まあ、その価値はあるかな、というところでしょうか。