パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

周りがデブだらけなら…

 少しはワタクシもやせて見える…という訳ではありませんが、大相撲初場所7日目を観戦に国技館へ行

ってまいりました。

 家人はどういう訳か(亭主が痩せていはいないせいか?)最近相撲に興味を持ち、大相撲中継は欠かさ

ず見ているようです。

 そこで今回、家人とワタクシの友人の3人で大相撲を見に行くことになったのです。

 ワタクシも家人も生での相撲観戦は生れて初めての経験でした。

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 JR総武線両国駅を降りるとすぐそばに国技館があります。ちょうど大江戸博物館の隣にあります。

 両国駅前にはご覧の像↑もありいやでも雰囲気を盛り上げてくれます。


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 国技館についたのは午後1時少し前。前相撲の取り組みは午前8時過ぎから始まっていますが、十両

上の取り組みは午後になるのでゆっくり出かけることにしました。

 ちょうど十両力士の国技館入りも始まっています。

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 今回入手できた入場券は東側椅子席の一番前、2階席の一番前になります。

 1階はすべて升席になりますが、狭い枡に胡坐をかいて座るのはチト苦しそうなので椅子席を選択しま

した。お土産も何もなしで一人8200円の入場料は高いような気もしますが、開場の朝8時から午後6

時頃まで、幕下以下が約180番、十両13番、幕内約20番、合計およそ220番の取り組みを楽しめ

ることを考えると、結構安いのかもしれません。

 ただ朝からずっと取組を見続けるのには相当の体力と相撲を愛する心がないとむずかしそうですがね。

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 国技館内にはいくつもの売店があり、相撲観戦土産や飲み物・食べ物が売られています。

 早速国技館名物の焼き鳥とシュウマイ、それにお酒にビールをゲットしました。焼き鳥は国技館内で焼

いているそうです。観戦以上に館内での飲み食いのほうに興味があったのが正直なところです^^ゞ

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 昼時でもあったのでお弁当はワタクシがラム肉やモンゴル塩を使った「朝青龍弁当」。

 家人は味噌カツ・鶏の手羽先・海老フライの入った愛知県出身の「琴光喜弁当」にしました。

 この力士弁当シリーズは2横綱・5大関にちなんだ弁当シリーズなのですが、どういう訳か陸奥湾のホ

タテフライ、姫リンゴのワイン漬けをあしらった平幕の「高見盛弁当」もあり、彼の人気を物語っている

ようです。

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 館内では外国人観光客を相当数見かけました。フランス語を話す観光客もたくさんいたということは、

相撲を小馬鹿にしたサルコジ大統領の影響力も大したものではなかったようですね。

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 相撲の観戦の合間に国技館内をウロチョロ散歩しました。売店を覗くと中々面白いものも売っていま

す。番付は何か所もある売店ではなく、ベースボールマガジン社の小さなブースで1枚50円で売ってい

ました。もっと高いものかと想像していたのでこの安さは意外でした。


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 今回はお茶屋を利用しませんでしたが、当日でもお弁当やお土産を注文できるようですね。国技館の一

角にずら~っとお茶屋(正確には相撲案内所と呼ぶようです)が並びます。昔風の衣装を着た店員さんの

立ち姿はなかなか風情がありますね。

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 生で取組を観戦していると、相撲の知識が格別あるわけではないワタクシにもテレビ観戦ではあまり気

がつかなかったことがたくさんありました。

 何といっても、大相撲というのは見事なくらいの格差社会あるいは階級社会なんだなということを強く

感じました。

 相撲では様式というか儀式の要素が尊ばれるのは承知していましたが、幕下以下と十両以上ではその様

式の重々しさに大きな格差があるのですね。

 たとえば、行司の足袋の有無や力水やふりまく塩の有無など十両になるかどうかでその差が歴然として

いることが初めてわかりました。

  よく幕内力士に「力士生活の中で何が一番うれしかったか」という質問をすると「十両に昇進したこ

と」という答えが多いことは聞いたことがありましたが、実際に幕下以下の取り組みと十両のそれの様子

の大きな差を見てなるほどなあと納得してしまいました。



 つまらぬ話ですが、力士が力水をつけてもらい、水を吐き出して小さな紙片で口を拭って捨てています

ね。いったいどこに吐いたり紙を捨ててるのかなあ、大きな桶でも用意しているのかなあ、などと妙な疑

問を前々から持っていました。

 実際のところは、力士の目の前の土俵の固めた砂の中に大きく口のあいた器が埋め込まれていて、そこ

に水を吐き、紙をポイポイ捨てていました。テレビでは映し出されないシーンを見ていて「なるほど」と

納得してしまいました。(↓土俵の左下の黒い●のようなものが埋め込まれた器です)

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 今日の取り組みでは日馬富士はかろうじて2勝目をあげ、琴欧州把瑠都が足を滑らせたため、勝利を

拾ったので、二人のファンである家人は大満足でした。

 高見盛ロボコップ・パフォーマンスも彼が東側の前頭だったので目の前で楽しむことができました。

ただしあっさり負けてしまい、いつものとおりガックリうなだれて退場していきましたけれど…。

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 場所中は親方衆との握手会というイベントがあるのですね。どの親方がいつ握手するか手配写真みたい

な一覧表が貼ってありました。そういえば武蔵丸も協会の職員のような感じで立ち働いているのを見かけ

たと友人が言っておりました。

 幕下あたりの取り組みまでは力士も無名に近い人が多く、むしろ審判として座っている親方衆―例えば

貴乃花親方・放駒親方・三保ヶ関親方等々―の方が有名人が多かったのも面白く感じてしまいました。

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 初めての相撲観戦でしたが楽しい時間を過ごすことができました。