ソレント小散歩
そのあと「帰れソレント」の歌で有名なソレントへ向かいます。ポンペイからソレントまではヴェスビ
オ周回鉄道が結んでいます。
ヴェズヴィオ周回鉄道はイタリア鉄道(FS)のような大きなごつい車両ではなく、ご覧の通り鉄板も
薄くて軽そうな車両でした。いかにもローカルという雰囲気の車両でしたね。
レモンのなる木を車窓に見ながらたどり着いたソレントの駅は思っていたよりも小さな駅でした。
このときの切符です。
当時はまだ通貨統合前でしたので通貨単位はリラ。ポンペイからソレントまで片道2000リラという
ことは160円くらいだったでしょうか。
駅から少し歩いてマリーナ・ピッコラを臨む崖の上の小さな公園を目指しました。ここからはヴェズビ
オ火山もうっすらとナポリ湾の向こうに見ることができます。
当時はまだデジタルカメラはたしかまだ普及しておらず、アナログのコンパクトカメラを一応持ってい
きましたが、あまり写真は撮りませんでした。ピントも少しぼけ気味ですね。
自宅に送った絵葉書だとこんな写真になります。同じ場所なのにずいぶんと違うものだと我ながら撮影
技術の拙さにあきれてしまいます。