川越散歩
仕事では何度か訪れたことのある川越ですが、観光エリアを散歩するのは今回が初めてでした。土曜
下調べをしないで来たので地図も頭に入っていません。たまたま駅前にとまっていた巡回バスに考えも
なしに乗り込みます。
主なスポットを巡るこのバスはレトロなデザインはなかなかいいのですが、小さいバスなので休日には
すぐ満員になってしまいます。一日乗車券は500円。グルメスポットの割引もきくようでうまく使えば
お得のようですね。
出発してから数分で土蔵造りの建物が並ぶメインストリートにやってきました。歩いてもそうたいした
距離ではなさそうです。
この通りは電信柱を取り払うなど整備を重ね、道の両側に古い土蔵造りの商店が並ぶ一番の観光スポッ
トのようです。観光客もかなりの人が歩いています。
放映中のNHKの連続ドラマの舞台が川越となっているので、そのせいでこんなに人が多いのかなあ、
と商店の人に訊いてみると、放映されてから特に観光客が増えたということでもない、とのことでした。
もともと人気スポットだったということのようですね。
ポスターでも有名な黒い土蔵の前では大勢の観光客が写真を撮っていました。
メインの通りから少しはずれて「菓子屋横丁」を散策します。
狭い路地の両側にお菓子屋さんがたくさん並んでいます。川越といえば芋が有名で、お芋を材料にした
お菓子もたくさん売られていました。飲み屋街もいいですが、お菓子屋がずらりと並ぶのもなかなか壮観ですね。
つい歩きながらいただいてしまいます。
「ふくれせん」です。おせんべいですが、まるで卵の殻のようですね。中は空洞なのですが、壊れやす
いため、家に着くころは大半が破片になってしまいました。
横丁には鯉の泳ぐ小さな堀があって、一時の涼感を与えてくれます。
横丁をぐるりと巡ってメインストリートに戻り、「時の鐘」に進みます。
川越の町のシンボルの一つの建物ですね。思っていたより高い建物でした。
もともとは江戸時代に作られたものですが、火災で焼失し今の建物は明治26年に再建されたものだそ
うです。現在は1日4回鐘の音を町に響かしているとのことでしたが、あいにくタイミングがあわず、明
治の鐘の音を楽しむことはできませんでした。
土蔵以外にもレトロっぽい建物がいくつもありました。今回は出足が遅かったのであまりゆっくり散歩
できませんでしたが、次回はのんびりと歩いて回りたいものですね。
締めくくりは地元のビールを酒屋さんでいただきました。器のCOEDOというロゴはいままで見か
ね。あえて「K]を使わず「C]にしたところがひと工夫のようです。
蕾みたいな絵柄はホップを図案化したものだそうです。
ロゴの由来がわかると一段とビールの味が良くなったような気がしました。