早稲田散歩です
「早稲田大学の文学部近くの飲食店にメガネを忘れてしまった!」と看守長の家人が言い出すので、模範
囚のワタクシがわざわざお店までメガネ(=老眼鏡ですぞ!)を取りに行く羽目になりました。鬼看守長
の下では理不尽な命令にでも逆らうと刑期を延ばされそうなのでここは服従するしかありません。店長さ
ん預かっていただいてありがとうございました。
さて、せっかく早稲田に来たのですから少し散歩することにしました。
穴八幡のすぐ隣の馬場下交番の向いにある老舗お蕎麦屋の「三朝庵」です。
かつ丼やカレー南蛮の発祥の店とか言われておりますね。昼食時なので蕎麦でもと思ったのですがも
う一軒やはり老舗のお蕎麦屋が大学の裏の商店街にあるので「三朝庵」は写真だけにしました。
馬場下交番から商店街を大学正門の方へ歩いていきます。大学の前にはきれいな建物がたくさん。商店
街も小ざっぱりしています。
この学生会館は大昔バリケードで入口が封鎖されていて使い物にならなかった…もうひとつの学生会館
だったかな?記憶があいまいですが、とにかくきれいになってしまって昔の面影はまったくありません。
田専門をウリにした予備校はいくつかあったのですが、もしかしたら一緒に受験して合格した学生がうよ
うよいる光景が目に入るのは予備校生にとって苦痛だったんじゃないでしょうかね。あるいはその痛みを
バネに猛勉強させるのがその予備校の方針だったのかもしれませんね。
早稲田大学の正門です。かつては門扉のないことが早稲田の自慢だったそうですが、60年代の学生闘
争頃から可動式の鉄の門が設置されたようです。普段はこうして開いています。今の学生はおとなしいの
で門を閉じて学生を入れないようにする事態はめったにおこらないのでしょうね。
校舎も随分建て替えられたようですし、安部球場があったところには今は国際会議場や図書館が建って
いるそうです。なんだかんだいっても早稲田大学はお金があるんですねぇ。
演劇博物館は建物の正面が舞台になっていて、かつてはシェークスピアの戯曲が演ぜられたそうです。
今も上演はあるのでしょうか。16世紀ころの劇場を模して建てられたものだそうでなかなか趣があり
ますね。
奨学金のポスターも様変わりですねぇ。お金があっても返さない学生が多いようですね。ジコチューの
典型みたいな事例ですね。
で、勉強にはあまり使わなかったものの、支給を受けてしばらくは大きな気持ちで日々を過ごせた記憶が
あります。もちろん既に完済しております。
大学の裏の商店街にはいかにも早稲田らしいペナントを売っているお店がありました。
商店街を抜けるとお目当ての「金城庵本館」というお蕎麦屋さんがあるのですが、間の悪いことにちょ
うど午後の休憩時間にあたってしまいました。
三朝庵に戻るのも業腹なので目の前の都電荒川線の始発駅から都電に乗って今回の早稲田散歩は終わり
にしました。
たまにはうまくいかないこともありますね。それもまた散歩の楽しさということでしょう。