金持ち喧嘩せず…?
いよいよ通常国会が始まりました。
目下の焦点は国民生活に重大な影響を与える予算案の審議ではなくて、総理大臣と与党幹事長の政治資
金疑惑に終始しそうですね。
ここだけとらえると「政権交代前と変わっていないじゃないか!」と毒づきたくなってしまいます。
を見学してまいりました。もちろん総理の家系のお大尽ぶりを確かめに行ったのであります。
地上に出ると目の前に講談社の古めかしい建物があります。ビジネス街でもあるようでいて文化の香り
もするエリアのようですね。
駅から歩いて8分くらいの街中に突如として鳩山会館の入り口があります。
入口から入って長い坂道を登っていきます。これだけでも庶民とはかけ離れた生活をしていたんだな
あ、と実感します。きつい傾斜の道に息が切れたころに石造りの洋館が見えてきました。
洋館が完成したのは1924年。1995年には大改修を行い鳩山一郎の記念館および集会所として鳩
山会館となったそうです。会館だから当然無料だと思っていたら入館料を500円取られました。「あん
なに金持ちなのにまだ入場料もとるの?」と思ったワタクシは貧乏人の僻み根性丸出しだったのでしょう
か。
玄関も「どうだ参ったか!」と言わんばかりの堂々たる構えですね。
1階には応接室だけでなくなんとサンルームまでありました。
天気がよかったのサンルームは暖かく、見学者はここでお茶をのむことができます。
2階へ上がる階段も広く、これなら足を踏み外す心配はなさそうです。
あちこちの窓にステンドグラスがありますが、この窓もずいぶん大きなものでした。
改修前は2階に和室が並んでいたようですが、改修後はホールになっています。
庭から見た外観はニュースで見たことがありました。
外観といい、1・2階の部屋といい、キンキラしたところはあまりありませんでしたが、却って「大金
持ちの家はこういうものなのか!」とつい関心ばかりしてしまいます。
総理がここでどのくらいの期間を暮らしたのか知りませんが、「こんなところに暮らしていたなら、母
親が毎日50万円ずつくれても気がつかないのは仕方がないか…」とうっかり信じそうになるくらい自分
たちの感覚とは異次元の世界でありました。
自分の感覚を取り戻すため、御徒町での反省会はこの日は控えて代わりに新橋に出て久しぶりにあんか
けパスタをいただきました。