ロンドン散歩行 26 シティーでウロウロ
日本で目にするロンドンに関連したニュースは何が一番多いのでしょうか。イギリス王室?それとも政
治関連でしょうか。テレビや新聞に毎日といっていいほど報道されるのはロンドンの証券市場や為替相場
の動向でしょうね。
ということでロンドンの金融の本場、いわゆるシティをほっつき歩くことにしました。
月曜日の通勤時間帯に地下鉄に乗ってシティに向かいます。車内は休日より混んでいますが、日本の通
勤電車のようなすし詰め状態ではありませんでした。
その名もBANKという駅で下車し地上に出るとそこはもう金融街シティのどまん中だったようです。
目の前の列柱が並んだ重厚な建物は王立取引所です。「どうだまいったか!」といわんばかりの堂々と
した建物です。
の貫禄を示すような大層な建物が目白押しです。
パブやバーも周辺にはたくさんあるようですが、このバーの名前はUNDERWRITER。いかにもシティらし
いネーミングのバーですね。
重厚で古めかしい建物がたくさん建つこの界隈ではひときわ異様な外観のビルが、「座薬」ビルのすぐ
通りからまわって入り口で会社の名前を見るとLLOYD’S TOWER と書いてありました。どうやらあの
有名な保険会社のロイズのビルのようです。ちょっとピンボケですが、入り口の係員の赤い衣裳がなかなかのものですね。
それにしても近代的というのか、わが道をいくというのかなんとも不思議なデザインのビルではありま
した。
ロイズビルの裏側をうろうろしているとアーケードがあるのに気がつき行ってみます。まだ早い時間な
のでお店は準備中のようでしたが、日中はシティに勤めるひとたちの食事や休憩をするお店が立ち並んで
いるようです。ちょうどナポリのウンベルトI世のガレリアによく似た雰囲気ですね。(ミラノの有名な
ガレリアも同様なのでしょうが行ったことがありませんので…)
アーケードの名前を確認するとLEADENHALL MARKETとありました。
魔法学校の入学準備のための学用品をそろえたシーンのロケに使われたのがこのマーケットだったそうで
す。ロケに使われたパブもあったそうな。それを知っていればもっとよく見ておくのでしたね。